日本マクドナルドホールディングスが7日発表した、平成20年12月期の連結中間業績で、同社が3年連続増収増益となったことが明らかとなった。



 日本マクドナルドが3年連続増収増益を達成した。7日に発表した、平成20年12月期(平成20年1月1日~平成20年12月31日)の連結中間業績(平成20年1月1日~平成20年6月30日)では、売上高が2028億円、経常利益が68億円、当期純利益は62億円と、3年連続増収増益、全店売上高対前年比4.2%増を達成した。

 2002年には、創業以来初の赤字決算を計上し、その後数年間は不振に陥った同社が、ここ数年なぜ黒字決算に回復できたのだろうか。

 きっかけはカリスマ創業者である藤田田氏の日本マクドナルド独特の経営手法からの脱出にあった。「デフレの勝ち組」と称されるようにハンバーガーの価格を大幅に値下げし、ファーストフード業界に価格破壊戦争を起こした同社は1990年代まで拡大成長を続けてきた。しかし2000年頃から長引く日本の不況に株価が低迷するようになると、時を同じくして値下げしすぎたことから客単価が下がり収益が悪化、その後は商品の値上げと値下げを繰り返すなど、経営戦略は迷走するようになる。

 事態を改善すべく、2004年に社長に就任した原田泳幸氏は従来の「藤田商法」からの組織改革に着手した。日本独自のスタイルを築いた藤田氏の良い面を残しつつ、グローバリゼーションの一環として全世界の成功事例を日本へ導入し、積極的な投資の継続、顧客拡大戦略の徹底、人材の意識向上による企業改革の徹底を推進させた。

 また「プレミアムローストコーヒー」「プレミアムローストアイスコーヒー」「メガマフィン」などの新商品投入、24時間営業店舗の拡大、快適な食事空間を提供するための店舗改装、フランチャイズ施策の効果など、いくつもの改善・改革を実施すると、これが相乗効果となり、顧客数が拡大し、黒字決算を計上するまで回復するようになったのだ。

 今期はすでに日別売上レコードを2回(6月28日、6月29日)更新しており、さらに月別売上レコードは18ヶ月連続更新、全店売上高対前年比は29ヶ月連続プラスと一時の不振を完全に脱したように見える日本マクドナルドだが、原材料高騰の影響で外食産業は市場が縮小傾向だ。同7日には、ハンバーガーやポテトなどほぼ全商品を8月中にも再値上げする方針を発表しており、本当の試練はこれからのようだ。

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