東京に来た外国人が「安い」といった物の値段とは?
カリフォルニアに30年暮らしているシズコさんが、いらっしゃいました。日系3世のご主人のアンディーは、カリフォルニア大学医学部の教授。私たちはパリで知り合い、彼らはアメリカに戻られました。8年ぶりの再会、東京ほぼ初体験のシズコさんでした。
シズコさんと築地市場を見学し、銀座通りを歩きました。場外のお寿司屋さんでにぎりをつまみ、銀座のブティックを2人で覗きました。
「東京が好きになっちゃった。どこもおもしろいし、美味しいし、それに安いのね。高嶺の花だと思っていた銀座で、洋服とバッグが買えるなんて幸せ。デーヴィスよりも、サクラメントよりも、東京のほうがモノが安いなんて、信じられない」

また、我が家にやってきたフランス人も、こんな日本談で盛り上がっていました。
「パリより、ロンドンより、NYより、香港よりも東京が安いなんて、信じられない!」
「JRもメトロも、高くないけれど、もっと驚いたのがガソリン代の安さです。産油国から遠いのに、なぜこんなに安いの? フランスの高いところにくらべて、半値ちかいですよ」

かつて、「世界の都市で東京の物価がもっとも高い」といったのは、先進諸国から東京支局に派遣されてきていた特派員でした。ところが、今回「安い!」を連発したのは、旅行でわが国を訪れた人たちです。日ごろから、日本は暮らしにくいところではないと声高に叫んでいる私に、シズコさんたちの言葉は、とても励みになりました。







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