2010年3月15日

日銀にとってお金は「負債」

読み応えのある記事でした。

アゴラ : 日銀がお札を刷ると「儲かる」のか?
http://agora-web.jp/archives/954692.html

日銀のB/Sが一般の事業会社と違う最大のポイントの一つは、発行銀行券や預金などの「お金」が負債(右側・貸方)に来るところ。


いやーなるほどです。B/Sとして考えるわけか。「小口で無利子で償還期限が無い社債と同じようなもの」という説明もわかりやすいです。

上図のとおり、日銀の総資産というのはゆうちょ銀行や三菱東京UFJ銀行より小さく、三井住友銀行と同程度しかないのであります。


これも、普通の義務教育ですと、「日銀という銀行の親玉みたいなのがいて…」というような説明がなされていることが多いので、すごいパワーがあるんじゃないかというまさに「イメージ(幻想)」が形成されているので、非常に面白いですね。こういった図を書くに必要なデータはちゃんと公開されているわけで、データをきちんと読み解くということは、ネット時代ますます大切な気がします。

経済というのは複雑すぎるので、AをしたからBになる、というものでもなく、AがBになる過程で、バタフライエフェクト的な様々な留保条件がついてまわるのでしょう。それで、議論百出したあげく結局「やってみないとわからない」という結論が多いような。

そして、今の日本はそういった経済施策に対して、万一失敗したときのリスクを、誰もが負いたくない→結局やれない、あるいは理想とは違ってこじんまりと実現、という悪循環が延々続いているのかもしれません。

2010年3月10日

そろそろ春!?

読者の皆様、こんにちはma-moです。
2010年も3月になり、そろそろ、桜が開花する時期がやってきましたね。気温も上昇し、過ごしやすくなってきました。季節に合わせて、そろそろ、為替も上昇(円安)して欲しいものです。

ただ、最近は1ヶ月前からドル円はさえない相場が続いていますね。あんまりドル円は買いませんが、さすがに基軸通貨ですので、相場の行方は常に気にしています。

ドル円相場をチャートだけで気にするのも良いのですが、やはりプロの意見も聞いてみたいというのもあります。僕がいつも参考にしているブログがあります。ご存知の方も多い方思いますが、「為替王」のブログです。

毎朝8時頃に現在の状況や今後の動きなどについて、コメントされています。ここ1年くらいは毎日欠かさず、チェックしていますが、コメントしている内容がほとんど的中しています。

ただ、ほとんど的中するといっても、神様ではないので、感覚的には2割程度は外れることがあります。ここ最近ですと、ドル円が92円を突破すると93円~94円程度はあっさり円安になるという趣旨の内容を書いていましたが、その後、88円台まで急落しました。

92円の時点でRSIやMACDなどは買われすぎを示していましたので、どうなるのかと見守っていましたが、今回はテクニカルチャートが的中しました。しかしその後、ブログではドル円88円、ユーロ円118円~119円、ポンド円130円~132円の目標値を掲げ、すべて的中していたのは、さすがとしか言いようがありません。

いろいろ、試行錯誤してきましたが、①テクニカルチャート、②為替王のコメント、③需要指標発表時の3点に注意しながら、決断するというのが、今の自分には合っていると思っています。

この3点で2010年は投資をしていき、またこの結果は毎月の編集後記の中で、報告していきたいと思います。

2010年3月 2日

年収1,000万円への転職

こんにちは、編集部の倭田です。
MONEYzineとは別に、CAREERzineという転職サイトをやっております。
http://careerzine.jp/
そこで2月から、ビズリーチさんという会社と一緒にサービスを始めました。
http://careerzine.bizreach.jp/biz/

ビズリーチさんというのは、年収1,000万円以上の求人情報しか扱っていない、
エグゼクティブ転職専門のサイトです。
現在、750万円以上の年収がないと入会できません。

代表は南壮一郎さんという方ですが、
モルガン・スタンレー出身の金融のプロ&エリート。
自分が転職活動をした際に、自分に合う案件がなくて、
それまでの転職の仕組みに疑問を感じ起業したとか。

ビズリーチの転活パーティーのニュースは、MONEYzineにも上がってます。
●「転活パーティー」活況
年収1000万プレーヤーの転職に不況の影響なしか
http://moneyzine.jp/article/detail/145300

それにしても、MONEYzineを読んだりして一生懸命勉強しながら
ほそぼそと投資をしている私たちを、上から悠然と見下ろしている金融マンの
年収の高さにはなんともいえない気分になりますね。

そちらへの仲間入りには、以下からどうぞ。
http://careerzine.bizreach.jp/biz/

2010年2月24日

賃貸か分譲かは人生における究極の選択肢

こんにちは、MONEYzine編集部の小野です。
30代~40代の読者の中には、「家をそろそろ買うべきか」迷っている方もいることでしょう。戸建てや分譲マンションを買おうかどうか、それとも今の賃貸マンション暮らしを続けるべきか・・・。

世の中には大きく分けて「賃貸派」か「分譲派」に分かれているようで、両者でどちらが得なのか、日々論戦が交わされています。参考までに両者の主張をまとめてみました。

【賃貸派の主張】
・賃貸はいつでも引越しできる気軽さがある
・都内のそれも駅に近いマンションで生活でき便利
・分譲だと不動産に多額の投資をするためポートフォリオがいびつになる
・賃貸は管理組合や町内会など面倒な付き合いがない
・水回りの修理などに自己負担がかからない
・古くなったら同じ家賃で新築の賃貸物件に引っ越せばいい
・家族構成にあわせた住まい選びが可能。子どもが成人したら一戸建てはToo Big
・固定資産税などがかからない

【分譲派の主張】
・賃貸は将来何も残らない。分譲なら資産として残る
・賃貸は家賃を払うだけ無駄
・壁紙などを汚しても分譲なら気にならない
・一国一城の主として家を所有する満足感を得られる
・分譲も条件次第で売ることは可能。不動産投資として儲かることだってある
・狭い賃貸マンションでは子どもに恥ずかしい思いをさせてしまう
・近所づきあいがあった方が、何かと安心だし、楽しい

 このようなお互いの主張は、決して交わることがなく、平行線のまま続きます。分譲派はすでに多額のローンを背負っているので、自ら下した判断を肯定化するパワーは半端ではありません。

 実は私は賃貸派なのですが、分譲派には何度もこう脅されています。「先延ばしにしていること事態がリスクだよ」と。彼らは次の3つのタイミングで、今すぐ分譲を購入することがベターな判断だと説きます。

1.年齢からくるタイミング
2.情勢のタイミング
3.供給のタイミング

「1.年齢からくるタイミング」は、もし分譲を将来的に購入する場合は、年金生活の始まる前、たとえば55歳くらいまでにローン完済を目指すことになります。ならば今すぐにスタートすべき。

「2.情勢のタイミング」は、今は史上最低の金利水準。税金は最大控除で、デフレなのでモノを買うには価格が安くチャンスというわけです。

「3.供給のタイミング」は、再開発が進んでいる今が、物件が最も多く、購入するチャンスということ。いつでもほしい物件が手に入るとは思うな。家探しは早くした方がいい、との主張です。

 なるほど。たしかに説得力があります。ただしこれもすべて「分譲をいつか買う」ということが前提のアドバイスなのです。「オレは一生、賃貸派だ」というと、冒頭で紹介した「賃貸派」と「分譲派」の主張が再開されます。そして結論は出ないまま、永遠に議論が繰り広げられていくのです・・・。

2010年2月16日

鳩山首相のスルー力に注目


一連の事件から、民主党が世論の風に吹かれていますが、その中で際立つのが鳩山首相のスルー力です。

このニュースなどを見ても特徴的ですが、なにしろ“平成の脱税王”なわけですから、普通の人だとなんとなくアワアワしたり、開き直ったり、逆ギレしたりするのが、これまでの首相コメントパターンだったとおもいます。

NHKニュース 首相 “みずから戒めながら”
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015653911000.html

ところが鳩山さんを見ていると、

・どこを見ているのかわからないうつろな目付き
・どことなく謝罪口調で丁寧にへりくだり
・独特なボソボソとした声のトーンで耳に馴染みの良い常套句を繰り出す

などのテクニックを駆使して、なんとなく周りの人、特にマスコミの方に対して、納得はしてないけど、それ以上追求する気も起きない、という微妙なポジションにいつのまにか誘導するというマジックを連日披露しています。

前首相がどことなく、開き直りや対決姿勢で「オレは賢い」オーラを放って嫌われていったのと比べると、かなりマスコミ対応としては上手い部類に入るのではないかと個人的に思っています。

ビジネスにおいても、なにかある種のテンパった状況に陥ったとき、この“鳩山マジック”が使えるのではないかとニュースを見ながら研究中です。

(とはいえ、今後マジックのアラが見えてきたときに、どうなることやら…ですが)

2010年2月10日

円高はどこで止まるのか?

読者の皆様、こんにちはma-moです。
2010年が明けて、早いものでもう1ヶ月が経過しましたね。相場は急激な円高になり、前回、編集後記に記載した目標のドル/円高値88円付近まで円高となり、正直ひやひやしました。

ある程度円高を予想して、ユーロ、豪ドルの指値注文を入れておきましたが、2月4日(木)の夜中に突如起きた円高によって、すべて約定してしまっていました・・・。豪ドルは予想の範囲内でしたが、ユーロが120円台まで一晩で円高になるとは少し予想外でした。

ユーロが急激な円高になった背景はギリシャ・スペイン・ポルトガルが財政難に陥るのではとの見方が強まっているからかと思います。このような状況になると一体、どこまで円高になるのかということが一番気になるところです。

通常は短期のローソク足をチェックすることが多いのですが、このような急落時は日足や週足をチェックします。RSIやストキャスなどのテクニカル指標もチェックしますが、一番わかりやすいのは、チャートそのものだと思います。

過去のどの付近でもみ合っているのかが重要だと思います。ユーロの例ですと、昨年の2月20日~3月15日あたりで121円~125円のあまり値動きがない、もみ合いが見受けられます。今回既に120円台まで円高になりましたが、その付近では円高が止まりやすいと思います。

前回のリーマンショック時、どこまで円高になるのか分かりませんでしたが、10年チャートをチェックすると、豪ドルやNZドルなどは前回の最安値付近ですべて止まっています。10年チャートまでチェックして、豪ドルやNZドルを最安値付近で買えた方は素晴らしいと思います。僕は最安値付近になる前に資金が底を付いてしまいましたが・・・。

もし仮にユーロショックが起こり、ユーロが大暴落する場合、10年チャートからすると、90円付近まで円高になる可能性があります。もしそんなことが本当に起きるようなことがあれば、今回はチャンスだと思い、90円台では積極的にポジションを持とうと思います。

ただ、現在のポジションを持ったまま90円になってしまえば、また資金が底を付いてしまうので、とりあえず、125円あたりまで、反発することを期待したいものです。

2010年2月 2日

シストレに至ったのには理由がある

こんにちは、編集部の倭田です。
連載「坂本タクマの絶対システムトレード原論」
を担当して、2年になりました。

タイトルのとおり、システムトレードのマンガです。
プログラミングです。統計学です。データです。
超文系の私には、けっこうハードル高い内容(マンガなのに…)もあり、
「坂本さんはサイボーグのように、超理系(偏見?)に違いない」
と思っていたのですが、先日お目にかかったところ、
「文系で大学では心理学専攻です」とのこと。衝撃を受けました。
まあ、システムエンジニアの人も文系出身者も少なくないといいますから、
やるかやらないかなんだと思いますが。

そんな坂本さんも、最初からシステムトレーダーだったわけではありません。
材料に振り回され、負け続ける日々もありました。
詳しくはこちら。
『マンガ パチンコトレーダー』
PDFで一部立ち読みできます

材料、おもしろいですよね。
でも、さんざん苦労してきた坂本さんが「おもしろいとダメだ!」と
熱弁するのがこちらの回です。

「材料」が好きなあなたはなぜ負けるのか? 
【マンガ】中日落合に学ぶ株の極意

ここまで読めば、きっとあなたもシストレをやってみたくなるはず!
でも、まず何から始めたらいいかは、この連載ではわかりません。
そのへんは、翔泳社の本でどうぞ!

2010年1月27日

3D映画『アバター』を観て思ったこと

こんにちは、MONEYzine編集部の小野です。
ジェームズ・キャメロン監督の3D映画『アバター』が世界中で大ヒットしていますね。すでに興行収入は18億5500万ドル(約1670億円)を突破、同監督作品『タイタニック』の18億4290万ドル(約1660億円)を抜き、興行収入の世界記録を更新しました。

12年ぶりの作品で自身の持つ記録を自ら塗り替えるとは、キャメロン監督、格好良すぎです。でも2006年に『アバター』の撮影にとりかかるまでの10年間、彼は何をやっていたのでしょうか。バケーションとしてはあまりに長すぎです。その理由をキャメロン監督は「作品を作り上げるのに必要なテクノロジーが進歩するのを待っていた」と答えています。自身のイメージを体現できるまで、つまり時代が自分に追いつくのを待っていたんですね。格好良すぎです。そして余裕資金ありすぎです。

私も昨年の公開後、間もなくしてこの映画を観に行きました。年末にブログで『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』についてお話ししましたが、それ以来、映画館が好きになってしまったのです。

『THIS IS IT』に感動したので、私の中で映画館そのものの印象がつられて良くなりました。その勢いですでに世紀の大作だと評判になっていた『アバター』を観に行くことにしたのです。

映画は通常のスクリーンと3Dを選べるのですが、もちろん3D(字幕版)で観ました。映画開始10分でその技術の高さに感服しました。迫力が違うので、戦闘シーンなどでは思わず体が反応してしまいます。キャメロン監督はNHKの取材で「白黒からカラーに全面的に切り替わったように、もう3Dからは戻れない」と話していましたが、それも納得の出来です。

ただしストーリーには、個人的には、少々期待外れでした。展開に新鮮さはなく、万人受けすように無難に仕上げてきた印象です。でもそれもキャメロン監督の狙いなのかもしれません。3D映画を本格普及させるため、最大公約数の人々に観てもらうことを目的に、どの国のユーザーにも受け入れてもらえるような内容にしたのかもしれません。

2010年1月18日

100万円が7000円になる可能性

先日の日テレ「真相報道バンキシャ!」だったとおもうのですが、昔、100万で購入したJAL1000株を、先日7000円(株価7円)で売却したという、年配の株主の方が出てらっしゃいました。

実に元値の0.7%…なわけです…が、まぁ、しょうがないっちゃしょうがないですよね…。

経営不振が表面してから、株主優待狙いの売買もあったようで、発行済みのものは保護方針みたいですが、実際どうなるのやら…。

日航のマイレージや株主優待券など保護へ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100113-OYT1T01139.htm

JAL関連ですと、この記事が興味深いです。「資本金」の数字を減らしても、保有する「株式の内容や価値」が減る訳ではないんですね、なるほど。

アゴラ : なぜJALは「99%減資」を選択しなかったのか?- 磯崎哲也
http://agora-web.jp/archives/890823.html

今日の日本航空は5円でした。

2010年1月13日

2010年が始まりました

明けましておめでとうございます。
ma-moです。
本年もよろしくお願いいたします。

先月は84円まで円高が進み、年明けは新財務大臣の発言もあり、93円後半まで
円高になり、為替相場は乱高下していますが、いかがお過ごしでしょうか?

民主党政権が誕生して、これからの半年が正念場になるかと思いますが、経済的にどうなっていくのか、興味があります。
世界的にみると、オーストラリアなど一部の国では金利が上がってきています。
それを受けて、高金利通貨は円安が進行しています。

アメリカでも先日発表された失業率は10%とあまり変化はありませんが、その他の
経済指標では改善され始めています。
基本的に失業率は景気回復後に改善されると言われていますので、これから失業率も改善されるとは思いますが、10%を切ってくれば、経済成長も右肩上がりになり、円安もより進行すると考えています。

2010年1回目の編集後記ですので、この1年間の相場を予想しておきたいと思います。
完全に個人的な予想ですが、最大の円安目処は102円、円高目処は88円、年末は97円としておきます。

この予想が当たるかどうかはわかりませんが、この1年間をいろいろ楽しみながら、
2010年年末に再度、自分で書いたこの編集後記を読み返したいと思います。
その時、収支がプラスになっていれば、ハッピーな1年になっているのではないかと
思います。

これから1年間よろしくお願いいたします。