こんにちは、MONEYzine編集部の小野です。
少し前に、頭を良く見せるテクニックを解説した本がよく売れました。
250万部を超えるベストセラーとなった樋口裕一氏の『頭がいい人、悪い人の話し方』(PHP新書)などが有名ですが、これらの本には「結論から話す」とか「具体例を出す」などのテクニックが書かれています。
しかし実際のところ、これらの本を読んでも一朝一夕には周囲の印象を変えることはできません。ノウハウ本をそのまま実践するのはなかなか難しいところがあります。
一方で私の周りには「頭が良い」と思われている大学時代からの友人がいます。彼と話すと皆、「ヤツは頭が良いなぁ」などと感心するのです。
先日、そのインテリ君と飲んだ時に、彼の話し方にある特徴があることに気付きました。ささいな会話に実にたくさんの経済用語を使うのです。
たとえば私が「つまらないと思った小説でも最後まで読んでしまう」とこぼすと、「サンクコストにとらわれずに他の本を読んだ方がいいよ」などと指摘してきました。
サンクコストとは投資した場合の回収できない費用を指します。つまらない小説から得られるものはないのだから、読むのをやめて他の本を読んだり、もっと生産的なことに時間を使えばいいのに、せっかく買った本だからと最後まで読んでしまうのは経済学的にはムダが生じている、と彼は主張するのです。
また私がいまだに「ガラパゴス携帯」を利用していることを知ると、「現状維持バイアスによって損してない? iPhoneって便利だよ」とこれまた頼んでもないアドバイスをしてきました。
現状維持バイアスとは、人間が変化より現状維持を好む心理を持つことを言います。そのため人は効率の悪い仕事のやり方を変えなかったり、無能な政治家が知名度があるだけで何回も当選し続けたり、私のように使いづらいケータイを使い続けるというおかしなことが生じるのです。
こうした経済用語はその意味自体は大して難しくないのですが、一般には知られていないので、何気ない会話で使うと「頭が良い」アピールになるかもしれません。ただ使い方を誤ると、「いけ好かないヤツ」だと逆効果の危険もあり、注意が必要です。特に女性って小難しい話をする人に嫌悪感を抱く人、少なくないような気がするので…。
















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