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金融商品紹介 Vol.5
「不動産投資信託(REIT)」のメリットとデメリット

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2008/11/20 09:00

 株、FX、先物…などひと口に金融商品といってもたくさんの種類があり、それぞれ特徴があります。この連載では、「投資を始めたいけど、よく分からない」「金融商品について勉強したい」というマネー初心者に向けて、毎回、金融商品を紹介していきます。(バックナンバーはこちら)

今回紹介する金融商品は「不動産投資信託(REIT)」

商品の基本紹介

 不動産投資信託(REIT)とは、投資家から集めた資金をオフィスビルなどの不動産で運用、その賃貸収益や売却益などを配当金(分配金)として投資家に分配する商品です。株式投信の投資対象が株式であるのと同じように、REITの投資対象は不動産であるとイメージしていただくとわかりやすいでしょう。

 アメリカで生まれたREITは2001年に日本版として登場し、J-REITとも呼ばれます。
 REITの大きな特徴として、証券取引所に上場され、株式同様に証券会社を通じて時価で売買することができる点があげられます。このため、従来の不動産の現物投資と大きく異なり、小口での売買ができ、かつ流動性の高い商品といえます。(市場状況によっては流動性リスクが高まることがあります。)

 現在日本のREITは、全て「会社型」と呼ばれる仕組をとっており、投資法人が投資口(株式会社でいえば株式に相当)を発行、投資家が投資する、という形になっています。

メリットとデメリット

 メリットとしては、これまで個人で投資するには大きな資金が必要で、かつ流動性に制限のあった不動産に手軽に、小口かつ公正な価格で投資できることがあげられます。デメリットとしては、以下のようなことがあげられます。

 金利上昇期には不動産投資は一般的に負債比率が高いことが多いために負担が大きくなり、元本価格の下落などが考えられます。また、景気悪化により、不動産の空室率が高まったり、賃貸料が値下がりしたりすると分配金および元本価格にも影響してきます。物件が地震などの天災の被害を受ける可能性もリスクとなります。

 次にREITに向いている投資手法、ポートフォリオを組む際に、相性の良い金融商品を見ていきましょう。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 廣澤知子(ヒロサワ トモコ)

    マネックス証券株式会社 シニア・フィナンシャル・アドバイザー
    慶應義塾大学経済学部卒。大学卒業後、シティバンク、N.A.東京支店に入行。国際金融本部にてエマージング・マーケット、金融法人向けの外国為替のセールスなどに従事。退社後CFP®資格を取得。独立系FP会社でFPとしてセミナー講師などの活動後、2005年マネックス・ユニバーシティの設立に参画。2008年マネックス証券株式会社に転籍。セミナー講師や執筆活動のほかメディアにも多数登場。
    ファイナンシャル・プランナ-(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、(社)日本証券アナリスト協会検定会員。
    近著『金利をやさしく教えてくれる本』(あさ出版)は韓国でも翻訳出版。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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