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破綻した大和生命社員の平均給与を公開
「営業」と「内勤」生保業界に広がる二極構造の事実

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 生保業界には「営業職員」と「内勤(内務)職員」ではかなりの格差が存在する。出世度合い、給与とも最高水準は総合職であることはいうまでもなく、その場合「40才前後でおよそ1000万円」というのが基準ラインだ。(バックナンバーはこちら)

生保業界の再編は必至の状況

 08年10月、大和生命(ヤマト生命)が経営破綻した。国内の生保破綻は、01年の東京生命以来のことである。
 ヤマト生命は株式会社。相互会社が多い国内生保の中にあっては珍しい存在。経営破綻した大正生命を引き継いだあざみ生命との合併を機に、相互会社から株式化していた。レオパレス21、出版の宝島社、アデランスホールディングス、新生銀行などが大株主として名を連ねていた。

 ヤマト生命は、一般勘定部門だけでも運用のために外国証券を676億円所有。サブプライムローン問題が金融危機に広がる中で、それらの資産価値が暴落。高利回りが期待できる半面、リスクの高い金融商品に資金を投入する割合を高めていた社の方針が裏目に出たということだ。

 今後は、受け皿となるスポンサーを探すことになる。世界の金融危機の中で、事実上国有化された米AIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)も、AIGエジソン生命とAIGスター生命の売却方針を明らかにしており、生保業界の再編は必至の状況だ。

 そもそも、ヤマト生命は、保険料等収入356億円に対して、支払いは355億円と本業は収支トントン。資産運用収益と資産運用費用は、213億円対154億円で多少の黒字だったが、その他の事業費などを含めれば08年3月期ですでに経常赤字だった。


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