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荒れる相場でとってはいけない「過剰なリスク」

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2008/11/18 09:00

株式相場は歴史的な下落相場に直面している。「まさか○○なことは起きないだろう」と思う事態が起きかねない。必要なのは、相場に振り回されない投資スタイルであり、そのためには過剰なリスクをとってはならないのである。【バックナンバーはこちら】

そのレバレッジは「過剰なリスク」ではないのか?

 投資家にとって「過剰なリスク」ほど恐いものはない。最近は、大儲けを目論んで必要以上のリスクをとり、見事に撃沈するケースが続出しているからだ。とくに信用取引などを利用したレバレッジ取引は、ハズした時のダメージが大きい。最終的に相場の方向性は当たったとしても、一時的な振れで大損をする可能性は高いのだ。

 たとえば、100万円の資金を元手に銘柄Aに集中投資したと考えてみよう。基本的に信用取引は証拠金(この場合は100万円)の約3倍の額が取引可能だから、個別銘柄Aを約300万円分買えることになる。通常のレバレッジなしの取引ならば、資金ショートするのはこの銘柄が潰れたとき(株価が0円になったとき)である。しかし、レバレッジを3倍に効かせた場合には、この銘柄Aが33.3%下落した時点でアウトとなってしまう。

 もし、これがレバレッジ100倍だったらどうだろう。(最近ではCFD取引を扱っている証券会社もあり、このようなハイリスクの売買が可能)この場合は1%下落しただけでアウトなのである。その後、いくら上昇したとしても、資金ショートを起こせば、それ以降の売買は不可能となる。新たに証拠金を差し入れしなければ、新規の取引はできないのだ。

心理状態の振れが損失の源泉

 最近は株価の乱高下が続いている。米国発の金融危機が欧州にも波及。我が日本にも影響が及んでいるからだ。日経平均が1日に500円上下することもめずらしくない。そのようなとき、必要以上のリスクをとっている投資家には厳しい相場展開となる。つまり、相場に振り回されて、損をしてしまうのだ。

 投資家にとって必要なのは、「相場に振り回されない環境作り」である。上昇すれば上昇すると思い、下落すれば下落すると思うのが投資家の常。しかし、その心理状態の振れが損失の源泉にもなっており、心理状態を左右されないということは非常に重要な要素なのだ。


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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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