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【情報収集術】第16回
規制緩和で注目 「金持ち会社 VS 貧乏会社」

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2008/11/22 09:00

 相変わらず投資環境は厳しいように見えますが、その一方で、株安を好機に、株式投資に新たに参入する人も増えています。10月のネット証券の口座開設数は、前月比の2倍以上になったというニュースも出ています。そこで、今回は「相場がクラッシュした今、どんなニュースから再生相場を考えればよいのか」について、お話したいと思います。(バックナンバーはこちら)

もし相場が戻るとしたら、どのように考えて動く?

 今、口座開設するのはこれまでは株式投資の機会がなかった人たちで、しかも、現状を危機ではなくチャンスととらえて、新たに株式投資を始めようとしていることがわかります。

 私の手応えとしては、「いよいよおもしろくなってきたゾ」というところです。というのも、11月5日に日経平均が1万円のすぐ手前まできたので、アマチュア投資家が株式投資を再開するには「もうそろそろエエやろ」というタイミングだからです。今回の金融危機の影響で、日本もアメリカも景気が悪いし、株が下がってしまった影響で、機関投資家にも投資余力がありません。市場全体の短期的な戻りとしては、この日経平均1万円割れくらいがイイ水準だと私は見ています。

 それにしても、前回を見て、【6764】三洋電機をチェックしていた皆さんはラッキーでしたね! この「【6752】パナソニックによる三洋電機の子会社化」というのは、まさに、今後の市場を象徴する動き。こうした動きが出てくると、業界に一波乱ありそうでワクワクしてきます。

【6764】三洋電機(図をクリックすると拡大)

 しかし、状況としてはサブプライムの尾をひいているし、原油高で弱体化した企業の体力は戻っていないし、おまけに円高です。

 言ってみれば、今というタイミングは「下げ止まった一方で、乱世の始まり」。だからこそ、おもしろくなってきたというわけです。

 というのも、今後、株式相場の主役となるのは、個人投資家だからです。今後、景気が悪くなるのは日経平均株価7,000円割れで、かなりの部分は織り込んだと思われます。景気悪化に対応して少しずつ、世界各国からさまざまな金融緩和や、景気対策などの対応策が打たれつつあるので、その後の景気回復を読んで、「不景気の株高」がはじまる可能性があります。しかし、このタイミング、機関投資家では株を買えません。個人投資家だからこそ、ここで買い出動できるのです。今後は、個人投資家好みの銘柄が、人気を集めそうです。

東洋炭素の場合

 まずは、前回ご説明したように、時代にマッチした会社や業界についてお話しましょう。これらの会社は、今がまさにターニングポイント。うまく流れに載れれば、一気に上げに転じるのではないかと、藤本的には考えています。

 まず取りあげるのは、【5310】東洋炭素です。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 藤本 誠之(フジモト ノブユキ)

    「相場の福の神」とも呼ばれている人気マーケットアナリスト。関西大学工学部卒。日興證券(現日興コーディアル証券入社)、個人営業を経て、機関投資家向けのバスケットトレーディング業務に従事。日興ビーンズ証券設立時より、設立メンバーとして転籍。2008年7月、マネックス証券から、カブドットコム証券に移籍。2010年12月、トレイダーズ証券に移籍。2011年3月末同社退職 現在は、独立してマーケットアナリストと活躍。多くの投資勉強会においても講師としても出演。日本証券アナリスト協会検定会員。ITストラテジスト。著書に『ニュースを“半歩”先読みして、儲かる株を見つける方法 』(アスペクト)など。個人アカウント@soubafukunokamiでつぶやき始めました

     

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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