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せっかくの下落相場なのだから学びたい 「相場リスクへの考え方とその対処法」

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2008/12/18 09:00

 前回は、相場におけるリスク、「純粋リスク」と「投機的リスク」のうち、個人投資家になじみの薄い「投機的リスク」に関し書いてみました。今回は、ほぼすべての投資家・投機家が避けたいと思っているであろう「純粋リスク」に関し、その考え方と対処法を書いてみます。(バックナンバーはこちら)

勝つことよりも負けないこと、資産を増やすことよりも減らさないこと

 勝ちたい、資産を増やしたいという思いは、すべての投資家・投機家に共通する思いです。
 しかし、相場で(最終的に)勝つために、資産を増やすために大切な考え方は、勝つことではなく負けないこと、負けた時に負けを限定すること、資産を増やすことではなく資産を減らさないこと、資産が減ることを抑制することではないでしょうか。

 勝とう、資産を増やそうと思わなければ、相場での変な気負いは生まれません。負けなければ、資産を減らさなければ、相場では自然に資産は増えるのです。

 その、負けないため、資産を減らさないための、考え方・手法の1つ「相場リスクへの考え方と対処法」を、御一緒に見ていきましょう。

リスクの回避

 当然ながらリスクを回避できれば、それがなによりです。相場急落前にロング(買い)ポジションを手仕舞えれば、相場急騰前にショート(売り)ポジションを手仕舞えれば、これほど素晴らしいことはありません。これが負けない投資家の理想でしょう。

 しかし、これまで書いてきました通り、相場での上昇・下落、ましてや急騰・急落を予測することは不可能です。ですが、上昇・下落は予測できずとも、相場の異変を感じることは経験と知識により可能な場合があります。(参考:第20回記事「相場において危機回避能力をアップさせるチャートの見方」

急騰・急落を予測することは不可能
急騰・急落を予測することは不可能

 それには知識、経験、勘(感性)が必要で、努力と才能、そして運が要求されます。残念ながら、それは誰でもすぐに、容易に身につくことではありませんし、身についたとしても、それで確実にリスクを回避できるわけではありません。

 では、どうすればいいのでしょうか?リスクに対し、どのような考え方を持てばいいのでしょうか?

「相場リスクへの考え方」は、大きく 「損失の発生を未然に防止・損失規模を最小限にすること」「損失が発生した場合のその損失の対処と処理」 の2つに大別されます。

 まずは「損失の発生を未然に防止・損失規模を最小限にすること」についてみていきましょう。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • Heyward(ヘイワード)

    本業絶不調のため、やむなく相場で食っている一個人投資家。
    「勝たなくてもいい・負けなければ。負けても負けの金額を限定すること!」をテーゼに先物相場で日々奮闘中。
    楽観的・魅力的な先物相場の見方は証券会社にお任せして、私からは先物の恐ろしさ、個人投資家が陥りやすい相場に潜む罠、相場に起こる事象の見方・解釈、相場に挑む際の心の持ちよう等々を、個人投資家ならではの、しがらみのない立場で、皆様にお伝えできればと思います。
    日々の相場概観、ザラ場リアルタイム情報はブログ「株と先物の勉強会」にて更新中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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