投資信託は主に8つに分類される
今回は、投資信託の特徴(運用方法)から投資信託を分類してみたいと思います。前回お話した投資信託の種類をもう一度思い出してください。
大きくは、3つに大別されていました。1つは、株式の組み入れが可能な株式投信と2つ目は、株式の組み入れが不可である公社債投信がありましたが、株式を組み入れて運用を行う株式投資信託の中は、さらに以下のように8つに細分化されています。

こうしてみると、株式投資信託といっても、ただ単純に株式に投資するのではなく、国内外の株式に投資するものや、株式と公社債を組み合わせて運用するもの、また、日経平均株価やTOPIXなどの指数といわれるものに連動するように運用されるものから、国内の業種に投資を行うもの、さらには、大きなリターンを狙うものまで、種類はさまざまです。
これらを運用方法で分類すると、ファンドマネージャーが「積極的に運用するアクティブ運用」、「市場指数に連動した運用を目指すパッシブ運用」、「数字や統計の分析により運用するクォンツ運用」などがあります。
上記の分類で言えば、5は指数に連動するように運用されるわけですから、「パッシブ運用」となります。また、5を除く投資信託は、「アクティブ運用」と「クォンツ運用」に分かれることになります。
続いて、公社債投資信託の種類を説明します。その後に投資信託の種類別に応じた購入のタイミング(いつ・どのような時に購入するのが効果的なのか)を見てきましょう。(次ページへ続く)