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【情報収集術】第17回
オバマ就任直前「相場急騰の可能性」を探る

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2008/12/25 09:00

 年始には、各種新聞・雑誌で新しい年の動向を予測する記事が掲載されます。先行きが不透明に感じる今年はとくにこうした新春企画に興味を持つ方も多いことでしょう。とはいえ、さまざまな事情により新春企画の情報には、当たり障りのないものも多く含まれます。今回は、新春企画から本当に必要な情報を読み取るコツをお教えしましょう。(バックナンバーはこちら)

年始の印刷物には時差がある!

 まずはマネー誌の新年最初の号について、考えてみましょう。
 1月21日に発売される月刊誌は、出版界の「年末進行」というスケジュールにより、締め切りがいつもよりも前倒しで設定されています。中には年末最後の号と同時進行で作っているものもあります。ですから、情報ソースが通常よりも古いことに気をつける必要があります。

 時差が大きいということをもちろん雑誌の方ではちゃんと心得ています。ですから、1月末発売のマネー誌の特集は、ネタの新旧が問われない「お約束企画」であることが多いのです。本来は年始であるので、09年予想などがあるべきなのですが、年末進行のタイムラグ期間中にマーケットに異変が起こった場合のリスクを避けているのですね。

「お約束企画」とは、たいていの場合、3月の権利確定を見据えた、「高配当銘柄」「株主優待銘柄」の特集です。出てくる銘柄は毎年同じような顔ぶれですから、昨年のバックナンバーを調べてみれば、銘柄情報を先取りすることができます。特集が出るとその銘柄の注目度が高まって株価が上がることが多いので、特集が出る前に買っておき出てから売れば利食える、というのが定石の攻め方です。

1月20日は・・・オバマ新大統領が就任

 ただし、来年の1月といえば、20日にオバマ新大統領が就任します。それにともなってマーケットも変動するという点で、お約束の「株主優待銘柄」も、今年ばかりは定石が通用しない可能性があります。

 というのも、現状のマーケットでは、オバマ大統領に期待する傾向にあります。現実・先行きともに、これまでにないほど暗いからです。そこで、就任直前まではオバマ期待で株価は上向くと藤本は予想しています。

 実際、オバマ氏は何らかの「change」を実行するんじゃないでしょうか。しかし、就任前の期待はとてつもなくでっかくなっています。期待が大きすぎると、実際に期待通りに行かなかった場合、あるいは実行しなかった場合、皆のガッカリ度はマックスに達してしまうので、相場もメチャクチャ反落することは間違いないでしょう。

 それに期待通りでもそうじゃなくてもどちらにしても、就任した時点で材料は出尽くし感があります。就任してすぐにchangeするわけではないことにも、皆、気づきます。ですからそれまで上がっていたなら、就任後は下がることは間違いないと思うんです。

 そこで株主優待銘柄を先取りして買っておいた場合でも、今年ばかりは優待特集が出る前、つまり反発の前の週=1月13日から19日の週のうちに、手じまいしておきたいところ。この就任直前の週には急騰の可能性があるので、ここで手じまえば今回ばかりは来るかどうかわからない株主優待値上がりを待たずとも、十分、利食えるはずです。

新聞では、日経新聞の1月2日売りの号の特集

 毎年、1月2日の日経新聞には、企業経営者、経済人による年間予想が掲載されます。これには日経平均や有望銘柄、為替などファンダメンタルの予想が出ています。こちらも月刊誌同様、タイムラグが発生していて、12月半ば頃に取材あるいは寄稿されたものと思われます。(次ページへ続く)


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