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株の売買ポイントが分かるようになる 「節目理論」の初歩の初歩を学ぶ

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2009/01/05 09:00

 投資初心者の多くが、「どこで買っていいのか売っていいのか分からない!」との悩みを持ちますが、どこで買いどこで売るのかの1つの目途として、相場(チャート)には「節目」というものがあります。投資スタンスは人それぞれで、ここで買わなければいけない、売らなければならないという売買ポイントは存在しませんが、手掛ける際の1つの目途として、「節目」の考え方をご紹介してみます。(バックナンバーはこちら)

売っていればよかった2008年の相場。では、売っていれば儲かったのか?

 明けましておめでとうございます。
 2008年は多くの個人投資家、ファンドにとって痛い下げ相場、投資・投機と関わりのない多くのサラリーマンにとっても、悲しく痛い景気後退となりました。

 結果としては、2008年は「売っていればよかった」相場展開となりましたが、「売っていれば儲かった」かといえば、そうとも言い切れません。

 下げっぱなしの印象の強い2008年の相場でしたが、3月に売り建てていれば約3ヶ月間大きく踏まされていた(ショートポジションで損失を被った)可能性もあります。10月28日に日経平均は6994円を付けましたが、11月以降、売りで踏まされた方も少なくないと思われます。

 どんな下げ相場にも、戻り(リバウンド)はあるのです。

 未だ実態経済は悪化を続けており、底入れの目途は立たず、株式市場ではチャートは長期的に下降を示唆しており、買いに積極的になることに疑問は感じますが・・・、下げ相場だからいつ売っても儲かるというものではありません。売るにしても、買うにしても、基本的なエントリーポイントはどこかと考えることは意義深いことです。

 今回は、相場における「戻り(リバウンド)」の基本的な考え方をみてみましょう。
 売るのであれば高値の目安に、買うのであれば安値の目安になると思います。

節目の基本

 投資初心者におかれましては、「どこで買っていいのか、売っていいのか分からない」という方は多いと思いますが、相場のエントリーポイント(売買ポイント)を探る、1つの考え方として、「節目」というものがあります。いわゆる、上値の目途、下値の目途というものです。

 その「節目」の考え方で、下降トレンドにおける最も基本的な「戻り(リバウンド)」の目途と思われるものに、「三分の一戻り」「半値(二分の一)戻り」「三分の二戻り」があります(同様に、上昇トレンドにおける「押し(調整)」の目途として、「三分の一押し」「半値(二分の一)押し」「三分の二押し」もありますが、今回は、「戻り」に関し書いてみます)。

 他にも、エリオット波動論のフィボナッチ級数に基づく黄金分割比「38.2%」「61.8%」、ギャン理論におけるトレンド構造の八分法「八分の三(37.5%)」「八分の四(50%)」「八分の五(62.5%)」など、いろいろな「節目」に対する考え方はありますが、どれも「三分の一戻り」「半値(二分の一)戻り」「三分の二戻り」に近い数値です。

 投資初心者様におかれましては、まずは分かりやすい「三分の一戻り」「半値(二分の一)戻り」「三分の二戻り」を意識してみることを、おすすめします。

 では、具体的にチャートを使って、その節目を見ていきましょう。

 このチャートは日経平均の一目均衡表です。記憶に新しい株価暴落が始まる前の本年9月29日から、短期的な底をつけた(と思われる)10月28日、短期的な戻り高値を付けた(と思われる)11月5日、短期的な二番底をつけた(と思われる)11月21日、そして、値動きが安定してきた(と思われる)12月19日までを抜き出してみました。

 必然か偶然か、「戻りの節目」が見事に機能しています。上の文章で、御気付きかと思いますが、「と思われる」という表現に象徴されるように、チャートの見方はすべて「仮定に基づくもの」です。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • Heyward(ヘイワード)

    本業絶不調のため、やむなく相場で食っている一個人投資家。
    「勝たなくてもいい・負けなければ。負けても負けの金額を限定すること!」をテーゼに先物相場で日々奮闘中。
    楽観的・魅力的な先物相場の見方は証券会社にお任せして、私からは先物の恐ろしさ、個人投資家が陥りやすい相場に潜む罠、相場に起こる事象の見方・解釈、相場に挑む際の心の持ちよう等々を、個人投資家ならではの、しがらみのない立場で、皆様にお伝えできればと思います。
    日々の相場概観、ザラ場リアルタイム情報はブログ「株と先物の勉強会」にて更新中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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