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フェラーリで立ち食いそばを食べに行く億万長者
「深く静かに増殖する富裕層の真実」

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 100年に1度の不況でも増え続ける金融資産1億円以上の富裕層。億ションを一部屋ではなく一棟丸ごと購入するという、想像のつかないような特権をいっぱい所有する実態とは?(バックナンバーはこちら)

ひょんなことから富豪になってしまった!?

 お金持ちになるには三代かかると、一昔前はいわれていた。創業者が商売で大儲けして、それを二代目が引き継ぎ、ビジネスモデルとして確立する。そして三代目が、さらに大きく花を咲かせて、大富豪の仲間入りができるというわけだ。

 その過程で、二代目が放蕩して会社を潰したり、強力なライバルが現れて淘汰されたり、一過性のビジネスとして時代に取り残されて没落するといった落とし穴があった。

 そんな試練を乗り越えて、三代目でやっと辿り着けるのが、大富豪への道だった。ところが、そんなビジネスの常識を打ち破ったのが、十年ほど前から実施された規制改革とIT革命だ。創業した会社が急成長して株式市場に上場すれば、ストックオプションで株を保有していた経営者や社員が、一夜にして億万長者になることも可能になったのだ。

 実際ここ数年で、20代から30代にかけて億万長者になった人が後を絶たない。それもほんの偶然のチャンスをものにして、ばく大な資産を手に入れた人もいるのだ。

 30代半ばのA子さんは、9年前のある日夕食を済ませて、家でゆっくりしていると、以前の職場の仲間から電話がかかってきた。
「いま、起業家たちと飲んでいるんだけどちょっと来ない?」
というお誘い。少し興味があったので行ってみると、紹介されたある起業家から、
「いま経理担当者を探しているんだけど、やってみない?」
と勧誘されたのだ。

 実は少し前に、一身上の都合で前の会社を退職してブラブラしていたのだが、経理の知識もあったので、入社することにしたのだ。

 それから会社はITブームに乗って大躍進、ついには株式を上場するところまで発展し、自社株を持っていたA子さんは、一夜にして億万長者になり、富裕層の仲間入りすることになった。

 ほどなく彼女は、マンションのセールスマンから億ション購入の勧誘を受けたが、一部屋ではなく、なんと一棟丸ごと買ってしまったのだ。こんな夢のような経緯で、彼女はこの先どんなことがあっても、このマンション一棟の賃貸収入さえあれば、一生楽に生活していけるという特権を手にしたのだ。

 こんなことは決して珍しいお話ではなく、最近ではよく耳にするものだ。
 実はリーマンショック以後は、市場が落ち込んで、富裕層にも冷たい風が吹いているかと思っているかもしれないが、実はますます活性化しているようだ。

 市場が荒れているからこそ、リターンも大きいということで、富裕層にはこの機会を利用して、ますます稼いでいる人が多くなっているのだ。

 また、激変する国際市場で一攫千金を夢見て、どんどん大きな投資に励んでいる投資家もいる。要は、やる気さえあれば世の中がどんな状態でも、儲けられるということなのだ。

あのブラックカードでプライベートジェットを購入?

 実際に、日本では富裕層の人口がますます増加している。(次ページへ続く)


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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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