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【デイトレ・株】個人投資家が主役の今、選ぶべき銘柄はこれだ

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2009/01/13 09:00

個人投資家が「主役」になる時が来たようだ。 デイトレーダーは、この主役が好む銘柄の特徴をおさえておくべきである。個人投資家がどんな銘柄を好むのか、具体例を挙げて分析してみよう。【バックナンバーはこちら】

個人投資家が主役になる

 08年の日本株の主体別売買動向では、外国人投資家が00年以来、8年ぶりに売り越しとなることが確実になっている。東証が集計している3市場(東京、大阪、名古屋)主体別売買動向では、外国人は年初から12月第3週までの累計で、3兆5538億円の売り越しとなっている。

 一方、個人投資家は90年以来、18年ぶりに買い越す見通しとなっている。年初からの個人の買い越し額は、1兆783億円と、1兆円を突破した。このような動きが継続するようなら、少なくとも、09年初の買い主体の主役は個人とみておく必要があるだろう。

 一般的に個人投資家が主役になる市場は、相場は行くところまで行かないと終わらない傾向がある。内外の機関投資家などと違い、バリュエーションなんてものは無視して、買い上がる傾向がある。記憶に新しいところでは、06年1月のライブドア・ショック前の新興市場や07年秋の中国株などが特徴的な動きだ。

FDKの値上がりが示す「バリュエーションより値動き・テーマ性」

 たとえば、09年の大発会の東証一部の値上がり率トップはFDK(6955)だ。FDK株は153円前年終値比44円高と、なんと40.37%も急騰した。きっかけは、1月4日付け日本経済新聞が、「電子部品大手のFDKは今春をめどに次世代の蓄電装置である「リチウムイオンキャパシター」の量産を始める。湖西工場(静岡県湖西市)に2012年までに最大50億円を投資して生産ラインを拡張、月間50万個を生産する」と報じたことだ。

 なお、最新四季報によれば、FDKの09年3月期の連結最終損益は9億5,000万円の赤字・配当は無配、10年3月期は5億円の赤字・無配の予想だ。ちなみに、08年3月期は31億500万円の赤字・無配だった。今後、赤字幅は縮小する見通しだが、無配は当分続く公算が大きい。また、09年3月期の第2四半期の1株当たり純資産はマイナス67.91円、自己資本比率は3.6%に過ぎない。利益面でも、財務面でも、魅力的とは言い難い。

 さらに、今回買い材料になった「リチウムイオンキャパシター」の先行きの業績へ寄与度合も、現時点では不透明だ。しかし、株価は44%も急騰した。バリュエーションは無視され、値動きやテーマ性が株価形成に大きな影響を与えた一例だろう。よって、デイトレーダーは、個人が主役の相場ではバリュエーションを敢えて無視し、値動き・テーマ性を重視して売買対象を選ぶべきなのだ。(次ページへ続く)


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