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個人投資家の多くが抱く疑問に答えよう
「相場か個別株、どちらに注目したらいいのか」

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2009/01/08 16:00

 セミナーなどに参加いただいた個人投資家からよく受ける質問が、「株の売買は先物を通じてするべきでしょうか、それとも個別銘柄を売買するべきでしょうか」というものだ。この質問に対する私の答えはあらかじめ決まっている。(バックナンバーはこちら)

個人投資家から多く受ける「ある質問」

 どんな株の達人でも、株式市場の上昇トレンドに参加するには、最低でも2つの決断をくださなければならない。それは「何を買うか」という決断と、「それをいつ買うか」という決断である。

 もちろん「何も買わない」という決定もあるのだが、それではいつまでたっても株式市場の上昇トレンドには参加することはできない。したがって投資家は常にこの2つの決定を下すことによって株式投資に臨まなければならないことになっている。

 証券会社に勤務していた頃を含め、株式セミナーの講師を勤めるようになって10年以上が経った。涙あり笑いありの10年だったが、この間、私のつたないセミナーにご参加いただいた方々からは数え切れないほどの質問をいただいた。山ほど質問を受けると、時々同じような種類のものにぶつかる。中でもけっこうな数にのぼるのが、「株の売買は先物を通じてするべきでしょうか、それとも個別銘柄を売買するべきでしょうか」というものである。

 10年もやっていると生活の知恵として、頻繁にお目にかかる質問にはあらかじめ定型的な答えを用意するようになってくる。この質問に対する私の答えはあらかじめ決まっていて、一言で言うならば「単品商品はむずかしいですよ」となる。

 単品商品、つまり株式の場合なら日経225先物やオプションのことであり、加えてFXや商品先物も同じ種類に属する。これら「単品商品」の世界は、銘柄のバリエーション(選択余地)がたくさん存在する現物株、すなわち「複数商品」を売買するよりも、そこで求められる相場遊泳技術のレベルが高いように思う。

 現在の東証1部には1700銘柄が上昇している。東証2部は400銘柄、ジャスダックには900銘柄。限られた投資資金の中で、この銘柄群の中からベストな投資対象を1つ、あるいは2つ、三つと選び出すのはかなりの労力を要する。神経を使う。

 株式投資を始められたばかりの方、あるいはこれから始めようとしている方は、選び出さなければならない銘柄候補の母集団がたくさん存在する現物株投資の方が、売買対象が限られている日経225先物(要するに単品商品)の方が手がけやすいように映る(らしい)。

 しかしそれは間違いである。(次ページへ続く)


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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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