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【財務諸表が読める・わかる】 ゼロから始める財務諸表の作り方

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2009/01/23 09:00

 財務諸表はどのように作成されるのでしょうか。今回は財務諸表の作り方を説明したいと思います。作り方までわかればより深く見ることができるようになるでしょう。(バックナンバーはこちら)

財務諸表の作り方

 今回は、どのようにして財務諸表が作成されるのかについて説明します。作り方までわかれば、より深く見ることができるようになります。(やはり作り方までわからないと、表面的な見方しかできないと思うので)。

 なお、財務諸表の作り方の説明には、「簿記」や「仕訳」というものが出てきます。これらに抵抗感のある方がいるかもしれませんが、難しくありませんので、読み進めて下さい。あくまで財務諸表を見るために必要な範囲内で説明します。

 財務諸表のうち損益計算書と貸借対照表は、簿記という方法を用いて作ります。簿記とは、会社の活動を仕訳によって記録しておき、その記録に基づいて損益計算書と貸借対照表を作る方法です。そして、仕訳とは、左右に収益、費用、資産、負債、純資産の項目を同じ額で記載して、会社の活動を記録するものです(左側を借方、右側を貸方と言います)。

 例えば、商品を300万円で販売したが、代金は後払いであるといった場合、次のような仕訳によって記録します。右側に売上(収益)、左側に売掛金(資産)を同じ300万円で記載しています(このように1つの活動について2つの項目を記載するため、この簿記のことを特に「複式」簿記と言います)。

売掛金 300万円 / 売上 300万円

 上の仕訳では収益を右側、資産の増加を左側に記載していますが、収益、費用、資産、負債、純資産を仕訳の左右どちらに記載するのかには、次のようなルールがあります。

 貸借対照表上、資産は左側、負債と純資産は右側に記載されます。資産、負債、純資産を仕訳の左右どちらに記載するのかについても、それと同様に考えます。資産の増加は左側、負債と純資産の増加は右側に記載します。減少はその逆です。

 このように、資産、負債、純資産の仕訳における記載方法はわかりやすいかと思いますが、収益と費用の方はわかりにくいかもしれません。仕訳において、収益は右側に、費用は左側に記載します。これまで見てきた損益計算書では、上から順に収益、費用、利益と記載されていました(収益から費用を引いて利益を出すように)。そのため、貸借対照表の場合と異なり、損益計算書と関連付けて仕訳の記載方法を考えることができません。

 しかし、損益計算書の構成には、これまで見てきたものとは別に次のようなものもあります。収益、費用、利益を上から順にではなく、貸借対照表のように左右に記載するのです。右側に収益、左側に費用、そして、両者の差額として左側に利益を記載します。

 収益と費用の仕訳における記載方法は、この損益計算書の構成と関連付けて考えて下さい。なお、実は貸借対照表も、会社が公表するものには、資産、負債、純資産が左右にではなく、上から順に記載されています。しかし、上から順に記載された貸借対照表を見ても、その意味(資産=負債+純資産)を理解できないと思われますので、この連載では左右に記載されたものを示して、説明しています。

 それでは、損益計算書と貸借対照表の作り方を見ていきましょう。


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