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個人投資家が流される「相場観の慣性の法則」

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2009/01/21 09:00

 なぜか、「安いところで売り、高いところで買ってしまう」を繰り返していないだろうか? それは、相場観に慣性の法則が働いているからだ。流されないために賢明な投資家がとっているのは、ズバリ「テクニカル指標」なのである。【バックナンバーはこちら】

損をしやすい個人投資家の「慣性の法則」

 個人投資家は、ちょっと変わった特有のクセを持ち合わせている。そのクセとは「相場観に慣性の法則が働いている」ということだ。つまり、相場の方向に自身の相場観が流されやすいのである。この致命的な欠陥によって投資家は損をしやすくなっている。

 下の図をご覧頂きたい。

 これは、銘柄Aの値動きを簡略化したものだ。実線部分がこれまでの値動きであり、点線部分が一般的な個人投資家の相場観を示している。つまり、下落してきた株価に対して「慣性の法則」を適用し、「そのままさらに下落する」と勝手に思い込んでいるのである。そして、投資戦略としてはもちろん「売り」を選択し、その後の下落に備えるのである。

 しかし、株価はその思惑に反し、上昇してしまった。それが下の図である。

 ここで個人投資家の相場観はガラリと一変する。なぜならば「慣性の法則」が働いているからだ。点線で示したように上昇するイメージが強くなり、買いポジションに転換してしまうのだ。つまり、その前の売りは失敗だったということだ。

 しかし、この上昇の値動きも長くは続かず、再び下落に転じてしまった。次の図をご覧いただきたい。(次ページへ続く)


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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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