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【ギョーカイ裏話】
相場予測が大外れでも超高給取りのエコノミストたち

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2009/01/18 10:30

 新聞やマネー誌に頻繁に登場する大物エコノミストたち。しかし昨年の未曾有の市場大暴落を事前に予言した市場関係者はいたのだろうか?(バックナンバーはこちら)

著名な市場関係者の見通しは当たるのか?

 普段お目にかかることの少ない「市場関係者」。そんな市場関係者の声に限ると、新聞等で目にすることがある(『○○証券の△△氏によれば~』的な記載のこと)。この△△氏の発言自体は的を射ているのだろうか。さらに彼らの相場観はよく当たるのだろうか?

 媒体によっては、「一記事につき1人以上の市場関係者のコメントを載せる」 といったルールがある。そのため、前述のような記載は、新聞などのマーケット欄で度々目に入る。当然、発行部数の多い新聞やマネー誌に頻繁に登場する市場関係者になると、株好きな読者にとっては「お馴染み」的な存在となり、ちょっとした有名人だ。そのため、そんな彼らの発言が、あたかも正解として表現されるような風潮もある。

 こういったメディア露出度の高い市場関係者というのは、証券会社や運用会社の部長クラスやストラテジスト、大手生保系経済研究所のエコノミストであることが多数だ。彼らは所属会社の顔的存在であり、多くの部下を統率する管理職であったりもする。

 また所属する会社の規模、仰々しい肩書き(チーフ○○、シニア○○、主席○○など)が彼らの威光を一際大きいものとする。多くの市場関係者の中でも一目置かれる市場関係者なわけだ(市場関係者が一目置く理由は、その発言内容ではく、彼らの「地位」や「ブランド力」だったりするが・・・)。

「それだけの大物の発言であるのだから、さぞかし・・・」と洗脳させられるのは仕方のないところだろう。しかし、本当に彼らが相場について個人投資家とは異なる着眼点を持ち、その他大勢の市場関係者がうなずくような発言をしているのだろうか? 残念なことに、多くのコメントは出しっぱなしにされた状態で、それのレビュー(例えば、「先週の見通しは完全に私の見誤りでした。見誤った理由は~です」といったもの)は見たことがない。

 過去を振り返ることは意味がないから振り返らないのか。はたまた体裁が保てないから振り返らないのか?

昨年の暴落相場をエコノミストはこう読んでいた

「当たり屋につけ」という相場の格言がある。これは、当たっている(勝っている)投資家や、勝ちが続いて波に乗っているような投資家を信じ、それに付いて行くのが儲かる早道、という発想である。

 この発想は論理的ではないものの、かなり合理的な考え方だ。有名な市場関係者も予想が当たっているのであれば信じるに値する指針である。では具体例として、市場関係者の注目度の高い、某経済紙がアンケートを集計した「来年の相場を聞く」 なるもので振り返ってみたい(余計なお世話ということは承知である)。

 実際に昨年の暴落相場をエコノミストはどう予測していたのか。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 真行寺(シンギョウジ)

    兜町の人脈拡大を真面目に行なっている。金融業界の裏事情に精通し、一部のファンから熱烈な信頼を受けている。

     

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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