ジーエス・ユアサ コーポレーション(東証1部 6674) 個人の根強い人気銘柄に成長
【中期投資向け推奨銘柄】(賞味期限 1~3ヶ月)
河合ストラテジストの推奨ポイント
同社は、YUASAと日本電池の持株会社で鉛蓄電池の主力企業である。環境関連が株式テーマとして人気化していることから、株価調整場面では空かさず下値が硬く推移している。
環境のテーマ性を考察すると、電気自動車であれ、太陽光発電であれ、風力発電であれ、電気を蓄電するためのバッテリーは必須の製品であることから、同社への利益拡大の期待感は根強い。今期経常増益率は45%増益予想と、急拡大する模様である、今期純利益は前期に特別損失を計上した反動から約4倍増が予想されるが、来期からは平準化される見通しである。今期は各利益ステージにおいて過去ピーク益更新が見込まれる。
株価は、1月15日25日移動平均に限りなく近づいたところで反転した。下値への強さが示されたことからウリ方の買戻しも期待されよう。現在はウリ長状態で信用倍率0.70倍と好需給環境である。今後、1月8日高値562円を上回るとさらに株価が軽くなるケースが多い。昨年6月の史上最高値630円奪取を目標株価として設定したい。