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【デイトレ・株】もみあい相場で注目すべき投資家の動きと、その先の読み方

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2009/02/06 09:00

相場のこう着状態が崩れると、トレンドが起きる可能性が大きい。デイトレーダーは、相場から目を離さず、原因を探り、こう着状態のその先に何が起こるのか、予測すべきである。【バックナンバーはこちら】

トレンド発生率の高いこう着相場は、10の投資主体から目を離すな

 ここ最近の日経平均は、7,500円~8,500円程度のレンジでのもみあいが続いている。デイトレーダーは一体なぜ、このようなこう着相場になっているのかを常に考えておかないとならない。なぜなら、こう着相場を形成する前提が崩れた時、相場が大きく動く。つまり、トレンドが発生する可能性が高いからだ。トレンドが発生すれば、デイトレーダーはその流れに乗って、買うもしくは売ればいいだけのことだ。トレンドが出たときにそのトレンドに乗れれば、相当な好パフォーマンスを叩き出すことができるだろう。

 原則として、相場水準を決めるのは、長期的には企業業績に基づいたバリュエーションだが、短期的には需給が決定要因になる場合が多いことを覚えておきたい。その需給を決めるのが、投資主体である。投資主体は、外国人、個人、生損保、銀行、信託銀行、その他金融、事業法人、その他法人、投資信託、証券会社(自己)に分類される。これら10の投資主体が買い越したか、売り越したかをウォッチすることが重要なのだ。

外国人投資家の買いで上昇、売りで下落トレンドが発生する

 市場でもっとも注目されるのは、外国人投資家だ。一般的な外国人投資家の投資行動は、いったん買い越すと継続して買い越すことが多い。逆に、売り越し姿勢も相当期間、継続することが多い。また、その行動はアクティブで、買い越す際には、上値をどんどん追っていく。逆に、売り越す際は、下値をどんどん叩いていくものだ。

 外国人投資が買い始めると相場は派手に上がり、逆に売り始めると相場は派手に下がることが多い。つまり、外国人投資家の買いで上昇トレンドが発生し、売りで下落トレンドが形成されることが多いのだ。

信託銀行は「基本ポートフォリオ」に忠実

 次に、注目されるのは信託銀行だ。信託銀行が注目されるのは、公的年金の積立金の管理運用業務を行う年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用委託していると見られているからだ。

 GPIFの昨年9月末時点の運用資産額のうち、市場で運用する資産は9月末で92兆9,273億円。これに財投債の引き受け分を加えた119兆9,167億円であり、世界最大規模だ。運用資産は「基本ポートフォリオ」に基づき、国内債券・株式、外国債券・株式、短期資産に分散投資されている。

国内債権 国内株式 外国債権 外国株式 短期資産
67% 11% 8% 9% 5%
※GPIF「現行の基本ポートフォリオ」より

 資産別の比率は、時価で国内債券が67%、国内株式は11%となっている。GPIFは、時価でこの資産別比率を維持しようとするため、株式が下がれば、株式を買い増す必要が生まれてくる。逆に、株式が上がれば、売り越す必要がある。なお、この比率には多少の許容範囲があり、必ずしも11%に落ち着くとは限らない点は覚えておきたい。

 そして、3番目に注目されるのは個人投資家である。(次ページへ続く)


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