“NEO特需”でプチバブルの兆候も!?
こんにちは、フィスコの岡村です。
今年も最終コーナーを曲がりました。IPOも残りわずかですが、要所を押さえ、正月の餅代稼ぎに励みましょう。
それではまず、11月から12月初旬(12/10時点)までの全IPOの成績を振り返ってみましょう。

11月は7社が上場しました。成績は3勝4敗(7社中4社の初値が公募価格割れ)。
結構負け込んだように見えますが、公募価格を下回ったのは「地方市場」銘柄、または「100株単位」銘柄のみ。それ以外では、とくにジャスダックNEO上場のユビキタス(3858)が4倍高となったほか、ヘラクレス上場のシナジーM(3859)も2.6倍に高騰するなど、人気銘柄に資金が殺到しました。負けの多さ以上に、IPOが好調と感じた方は多かったのではないでしょうか。
この時期は、新市場の「NEO」が話題をさらいました。12月上場のウェブマネー(2167)も、公募価格の3.5倍で初値を形成。当初はNEO市場創設に賛否両論がありましたが、蓋を開けてみるとNEO特需で潤った投資家も多いはず。知り合いの証券ディーラーも、「この時期はユビキタスばかり売買した」と言い、「ここまでの損を一気に取り返した!」と喜んでいました。
みんな「1株単位」が好き!なのに…
証券会社の現物株ディーラーは、新興市場に旋風を呼ぶことがあります。