MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

取引にお金がかからない業者はどこ? その2
スプレッドが狭くオトクな業者を紹介

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2009/02/22 10:00

 FXに興味をもったらまず口座を開いてみましょう。取引をムリにする必要はありませんし、口座を開くだけならほとんどの場合、無料でお金はかかりません。今回は取引するのにあまりお金がかからない「スプレッド」がオトクな業者を中心に紹介していきます。(バックナンバーはこちら)

取引コストとなる「スプレッド」を理解しよう

 FX会社を選ぶ際のひとつの基準となるのが、取引の際に生じる「取引コスト」でした。前回取引コストには、は「売買手数料」と「スプレッド」の2種類のコストがあると説明しましたが、株式投資でもおなじみの「売買手数料」は理解しやすいですが、一方で「スプレッド」は聞きなれず、イメージしづらいかもしれません。

 そこで今回は、実質的な取引コストに相当する「スプレッド」について紹介いたします。スプレッドは業者によって設定が異なり、FX取引でもスプレッドは勝敗を大きく左右するだけに、ここはしっかりと押さえてください。

 まずスプレッドの意味を理解しておきましょう。スプレッドとは、通貨の「売値」と「買値」の差額のことです。一般的にFX各社のプライスボードには取扱通貨ペアの、「買値」(Bid)と「売値」(Ask)が並んで表示されていて、これを「2ウェイプライス」といいます。外貨の場合は、売る値段と買う値段が異なるのです。

 上の画像は外為どっとコムの取引画面に表示されているドル円の「2ウェイプライス」です。例えばドル円の2ウェイプライスが、「売値:92円30銭」-「買値:90円32銭」の場合では、その差額となるスプレッドは2銭となっています。

 市場では、この「2銭」を「2pips」とも表現します。pip(ピップ)とは通貨の値動きの最小単位なので、対円通貨の場合は1銭や2銭が1pip、2pipsというのです。

 ドル円の相場が、上記のプライスの時には、トレーダーは1ドルを90円32銭で買うことができ、またかつ92円20銭で売ることができます。

 お金だとイメージしづらい場合は、りんごに置き換えてみるとわかりやすいかもしれません。同じ1つのりんごでもあなたが、買う場合にはを90円32銭、売る場合には92円20銭と、価格が異なってくるのです。

 ですから、この時点で取引に入ったトレーダーは、買ったものをそのまま売っても利益は出ません。つまり為替が3銭以上動かないことに利益は発生しないのです。上で挙げたレートの場合、損益の基準は以下のようになります。

 ここからわかることは、スプレッドが狭ければ狭いほど、はやく含み益が発生する可能性が高いということ。スプレッドが2銭なら3銭の値動きで利益は出ますが、スプレッドが4銭だと、5銭以上の値動きがないかぎり、含み損を抱えたままです。

 1ドル当たり3銭とわずかな値動きだと実感できないかもしれませんが、これが1万通貨の取引だと、1銭の値動きで、100円の損益が生まれるのです。スプレッドが狭い会社を選ぶことが取引に有利になるのは、こういった理由があるからです。

実際にFX会社のスプレッドを見てみる

 それでは、当サイトで紹介している取引会社のスプレッドを見てみましょう(スプレッドはすべて、ドル円を1万通貨取引した場合)。群を抜いて狭いのは、「FXトレーディングシステムズ」の0.5銭。わずか1銭レートが動くだけで損益が発生します。

 次に、「外為オンライン」も、1銭という高い水準のスプレッドを提供しています。ドル円は1日で1円以上動くことも珍しくなく、これらの会社を選ぶことが、勝ち戦に高く貢献することは間違いありません。

 

 これらに次いで目立つのは、スプレッド1銭の会社。売買手数料は有料ですが、くりっく365の「ばんせい山丸証券」「スター為替」「ハーベストフューチャーズ」がこれに該当し、その他の相対取引の会社でも、ドル円スプレッドを1銭で提示しているケースは少なくありません。税制等の優遇措置を受けたいなら、くりっく365の会社を、そうでないなら、相対取引の会社を選べばいいのではないでしょうか。

 ただし注意したいのは、スプレッドは必ずしも固定しないということ。相場の急変時は、拡大する傾向にあるので、そういった突発的な事態に陥ったときでも、安定してスプレッドを提示できる会社を選ぶことをお勧めします。

 スプレッドのみに注目して取引会社を選ぶことも感心できません。相場が乱高下すると急劇にスプレッドが拡大したり、急劇なアクセス集中によりサーバがダウンするような脆弱な取引システムを使っている会社だと、通常のスプレッドが狭くても、これでは本末転倒。トータルとしてメリットを享受できる会社を慎重に選ぶことをおすすめします。

 また、一般的にスプレッドが狭いのは、ドル円やユーロ円など、流通量が多いメジャー通過に限られるようです。高金利であっても流通量の少ない豪ドル円や南アランド円は、メジャー通過に比べて広くスプレッドを取る会社が多いので、自身が頻繁に取引する通貨ペアのスプレッドに着目することも忘れないで下さい。

 またFX業者を探している場合は当サイトでもわかりやすい「FX会社 ランキング表」を用意したので、ぜひ参考にしてください。(下の画像をクリックするとランキング表のページに移ります)

【過去記事】
取引にお金がかからない業者はどこ? その1 「FXに生じるコスト」と「オトクな業者紹介」
素人でも簡単にできるFXのはじめかた 「口座開設の流れをくわしく解説」
はじめてのFX会社はどうやって選べばいいのか 自分にあった業者を選ぶ「8つのポイント」
素人でもかんたん理解!「くりっく365」のメリット・デメリット

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

著者プロフィール

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

All contents copyright © 2007-2019 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5