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感情的な相場の見方を抑制する 「逆ポジションのすすめ」とは

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2009/03/18 09:00

 自身が買っていれば株価指数は上昇すると考え、自身が売っていれば株価指数は下落すると考えるのが投資初心者の陥りやすい心理状態です。これにより冷静な相場判断を欠き、損失を被ったことは誰しも経験のあることではないでしょうか。それを避けるための、1つの手法をご紹介してみます。(バックナンバーはこちら)

買いポジションを持っている場合の投資家心理

 自身が買いポジションを建てた、持っているということは、そのポジションは株価(指数)が上昇するであろうとの「想定」で建てた、上昇するであろうと持っているポジションということです。

 「想定」により建てた、持っているポジションということは、想定通りに上昇する場合もありますが、想定に反して下落する場合も当然ありえます。

 それにもかかわらず、意に反して株価が下落した場合、「上がるはずだ」、「上がらなければおかしい」、「相場が間違っていてオレが正しいのだ」と下げ幅が拡大するにつれて、投資家心理が変貌していく(自身のポジションへの確信が強くなる)場合は少なくありません。

 冷静に考えれば、自身のポジションに株価が逆行し、含み損が増大していけば、自身のポジションに対し疑念が生まれロスカットを検討するはずですが、なぜか投資初心者は、含み損が増大するほどロスカットせず、自身のポジションが正しいとの確信が強くなり、相場に対する疑念を強くする(相場が間違っていると考える)傾向があるのは面白いところです。

 こうして、文字で読んでみると「面白い」で済まされますが、実際それを相場で経験すると、面白いでは済まされず「致命傷」という面白くない結果につながる場合が少なくありません。

 そうならないための1つの方法として、今回は逆ポジションをおすすめしてみたいと思います。

自身のポジションによる相場での心理状態

 買い(ロング)ポジションを持っている場合、当然ながら投資家としては「上がれ」と考えます。さらに思考が傾けば、前述の通り「上がらなければおかしい」と考えます。(これは投資家心理としては好ましくありませんが。)
 一方、売り(ショート)ポジションを持っている場合、投資家として「下がれ」と考えるのは当然の心理です。

 では、ロングポジションとショートポジションを同時に持った場合、投資家の心理はどうなるのでしょうか? 上がって欲しいという欲求と、下げて欲しいという欲求が同居することになります。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • Heyward(ヘイワード)

    本業絶不調のため、やむなく相場で食っている一個人投資家。
    「勝たなくてもいい・負けなければ。負けても負けの金額を限定すること!」をテーゼに先物相場で日々奮闘中。
    楽観的・魅力的な先物相場の見方は証券会社にお任せして、私からは先物の恐ろしさ、個人投資家が陥りやすい相場に潜む罠、相場に起こる事象の見方・解釈、相場に挑む際の心の持ちよう等々を、個人投資家ならではの、しがらみのない立場で、皆様にお伝えできればと思います。
    日々の相場概観、ザラ場リアルタイム情報はブログ「株と先物の勉強会」にて更新中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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