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少ない資金で大きく儲ける最強の武器
FX取引で使う「レバレッジ」ってなに?

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2009/03/20 13:41

 FXに興味をもったらまず口座を開いてみましょう。取引をムリにする必要はありませんし、口座を開くだけならほとんどの場合、無料でお金はかかりません。今回は少額でも大きな儲けが狙える「レバレッジ」について説明します。レバレッジはFX取引で強力な武器になります。(バックナンバーはこちら)

FX取引でよく聞く「レバレッジ」って何?

 FX会社選びのポイントを紹介する当企画。今回注目するのは「レバレッジ」です。FXの特徴を紹介する際によく使われる言葉ですが、はたしてどんな意味を持つのでしょう。

 レバレッジとは直訳すると、「てこの原理」のこと。小学校のころ理科で学んだ記憶がないでしょうか。FXにおいては、手元に資金を担保に、その何倍もの金額の通貨を取引できることを、少ない力で大きなものを動かすことになぞらえて、レバレッジと呼んでいるのです。

 例えば1ドル=100円のとき。外貨預金で1万ドルの取引を行うには、「100円×1万通貨=100万円」の資金が必要です。対してFXの場合、レバレッジ10倍の取引なら100万円の10分の1である10万円、レバレッジ100倍だと100万円の100分の1=たった1万円で1万通貨の取引ができるのです。FX各社はこのレバレッジ取引を導入しているのが特徴で、トレーダーは一定の証拠金を預けることで、その何倍もの外貨取引ができるようになっています。

 レバレッジ取引のメリットは、少ない資金で大きな利益が狙えること。資金効率に優れた点です。先の例と同じく1ドル=100円で1万ドルの取引を行う際、外貨預金だと100万円の資金が必要なのに対して、レバレッジ10倍のFX取引だと10万円の資金を用意すればいいだけ。その差は一目瞭然で、同じ利益を得るために必要な出資額が格段に下がるばかりでなく、余った資金でさらに多くの通貨の取引だって可能です。

 仮に買いポジション(円安で利益が発生、円高で損失が発生する取引)の場合、1ドルが101円にシフトすると、外貨預金、レバレッジ10倍のFX取引ともに利益は1万円ですが、FXの資金効率は外貨預金の10倍。元手が少ない、もしくは多額の取引を行いたいトレーダーには魅力的なサービスといえるのではないでしょうか。

 最近は最大レバレッジを設定するFX会社が増えていて、「バンタ・レイ証券」、「ヒロセ通商」「MJ」「FXブロードネット」だと最大400倍。「FX ZERO」も最大300倍というように、トレーダーが効率よく資金を回せるよう各社がサービス提供を行っています。

 なかには、レバレッジの異なる取引コースを用意して、資金や目的別にわかりやすくレバレッジを選択できるように配慮している会社もあります。例えば「マネックス証券」なら、外貨預金感覚で始められる「スマート外貨(レバレッジ1倍)」、リスクを抑えて運用できる「Let‘sビギン(レバレッジ約5倍)」、少額の資金でレバレッジを効かせた取引を行う「Let‘sトレード(レバレッジ約50倍)」、資金効率を追求した「Let‘sトレードMAX(レバレッジ120倍)」の、4つのコースをラインナップ。ビギナーの場合は、このようにコースによってレバレッジが明確なサービスを選ぶことをおすすめします。

レバレッジ取引はハイリスク・ハイリターン

 ただし注意しなければならないのは、レバレッジ取引をするということは、リスクも抱えるということです。
 先の例で、1ドルが99円に下落した場合、外貨預金とFXともに1万円の含み損を計上しますが、注目すべきはその比率。外貨預金の場合は100万円が99万円になるわけですから1%の損失で済みますが、FXだと10万円から9万円と、損失率は10%です。利益と同様、両者には大きな開きが生じます。

 つまりレバレッジは、ハイリスク・ハイリターンの諸刃の剣だと言うことを忘れてはなりません。FXの場合は、口座残高に対して含み損が一定の割合(各社で基準は異なる)を超えるとポジションが強制的に決済される「ロスカット制度」もあり、高いレバレッジで取引をしていた場合、予測したのと反対に急激に値が動けば強制決済の憂き目に会う危険性もおのずと増します。

 事実、昨年9月に起きた「リーマンショック」の際、ハイレバレッジでドル円の買いポジションをはじめとする、円を売り外貨を買っていたトレーダーの多くは、急な円高シフトに耐え切れずロスカットを経験したと聞きます。ロスカット自体は損失を限定するという点で投資家を保護しますが、大きく資産を減らしたトレーダーたちにとっては紛れもない衝撃。多額の損失を抱え市場からの撤退を余儀なくされたケースも珍しくありません。

 こういった悲劇を防ぐためにできること。もっとも大事なのは、資金に応じたレバレッジで取引することです。

 例えば資金10万円で取引を行う場合。レバレッジ10倍の取引だと1円の値動きで1万円の為替損益が発生しますが、レバレッジが100倍だと同様の値動きで10万円の損益が発生。予測した方向に値が動けば万歳ですが、反対に動くと資金は瞬時に消し飛びます。適切なレバレッジで運用することを忘れないでください。

 口座には資金を多めに入れておくのもポイントです。例えばレバレッジ10倍のコースで、最低証拠金だけで取引をすればレバレッジは10倍ですが、資金を2倍にすればレバレッジは5倍に下がり、為替の変動リスクを抑えることが可能です。とくにスイング~中長期スタンスのように日をまたいで取引する場合は、急なレートの変化にもポジションが耐えられるよう、資金を多めに入れておくことをおすすめします。

 もちろん、注文が約定すると同時に損失限定のストップ注文も入れておくのもポイントです。許容できる損失額を決めておけば、仮に損切りされても次の取引チャンスが伺えます。これは、レバレッジの大小に関わらず、必ず実践してください。

 以上のように、レバレッジを含めた資金・ポジション管理を徹底することが、FXで勝ち続ける最大の要因だということを忘れないでください。

 またFX業者を探している場合は当サイトでもわかりやすい「FX会社 ランキング表」を用意したので、ぜひ参考にしてください。(下の画像をクリックするとランキング表のページに移ります)

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オトクな業者選び その1 「FXに生じるコスト」と「オトクな業者紹介」
オトクな業者選び その2  「スプレッドが狭くオトクな業者を紹介」
素人でも簡単にできるFXのはじめかた 「口座開設の流れをくわしく解説」
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