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金融商品紹介 Vol.10
「外国株式」のメリットとデメリット

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2009/04/20 09:00

 株、FX、先物…などひと口に金融商品といってもたくさんの種類があり、それぞれ特徴があります。この連載では、「投資を始めたいけど、よく分からない」「金融商品について勉強したい」というマネー初心者に向けて、毎回、金融商品を紹介していきます。(バックナンバーはこちら)

今回紹介する金融商品は、「外国株式」

外国株式の基本紹介

 外国株式というと世界中の株式市場のうち外国人が自由に売買できる株式を指すことになりますが、ここでは日本国内で一般的に個人投資家が売買することが多い(取引しやすい)米国株および中国株を紹介したいと思います。上場しているという意味で海外上場ETFもあわせて紹介していきます。

 米国株にしろ、中国株にしろ、上場しているのはそれぞれの国・地域の株式市場で、日本の個人投資家は国内の証券会社を介して売買をすることができます。

 もちろん海外の証券会社に直接口座を開設し、そこに直接指図して売買するという方法もあります。その場合は米国株、中国株に限らずより幅広い国の株式を投資対象とすることができます。ただし口座開設から指図にいたるまで英語(もしくは現地語)で行い、取引ルール等も現地のものを理解することを全てご自身でできる場合に限られてしまうため、誰にでも簡単に、というわけにはいきません。

 さて外国株式も「株式」という意味では日本株と同様で企業が発行し上場している株式を証券会社経由で売買します。外国のものですので当然外貨建てとなりますので、株式のリスクに為替リスクが追加されることになります。

 取引単位、手数料も各市場により異なりますし、株式売買に伴う為替取引の方法については各取扱い証券会社で違いがありますので、よく確認するようにしてください。

 注文も日中のうちに証券会社に連絡してお任せにしてしまうケースもありますが、現在多くの個人投資家が売買しているのはリアルタイム(現地の営業時間、つまり米国であれば日本の夜)で、国内株式同様に指値や逆指値などの注文方法を駆使することができるオンライン取引です。

 手数料については、一般的に外国の市場でかかるものと国内の証券会社でかかるものがあります。取扱い証券会社によって異なりますので、取引を開始する前に確認しておきましょう。

メリットとデメリット

 外国株式のダイナミックな動きによる売買益を直接受け取れることは大きなメリットであると同時に大きなリスク=デメリットともいえます。

 外国の株式に投資する方法として国際株式型投資信託を以前ご紹介しましたが、投資信託の場合は銘柄の分析・選別を運用会社(プロのファンドマネージャー)が行ったうえで分散投資もされる分、手数料も高めになることが一般的です。

 保有中に別途手数料がかかることなく、かつ自分の購入したい企業の株式に絞って投資する、値上がりしたときに自分の判断で売却して利益を得るといった醍醐味は直接の外国株投資ならではのものといえるでしょう。

 ただ時差のある海外の市場での取引ですし、投資情報は量・質とも制限があるといえます。翻訳のものは二次的な情報となりますので、迅速に最新の情報を入手するには現地で開示・提供される英語のニュース等を直接入手する必要があります。

 次に外国株式の賢い利用(投資)目的や方法をみていきましょう。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 廣澤知子(ヒロサワ トモコ)

    マネックス証券株式会社 シニア・フィナンシャル・アドバイザー
    慶應義塾大学経済学部卒。大学卒業後、シティバンク、N.A.東京支店に入行。国際金融本部にてエマージング・マーケット、金融法人向けの外国為替のセールスなどに従事。退社後CFP®資格を取得。独立系FP会社でFPとしてセミナー講師などの活動後、2005年マネックス・ユニバーシティの設立に参画。2008年マネックス証券株式会社に転籍。セミナー講師や執筆活動のほかメディアにも多数登場。
    ファイナンシャル・プランナ-(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、(社)日本証券アナリスト協会検定会員。
    近著『金利をやさしく教えてくれる本』(あさ出版)は韓国でも翻訳出版。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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