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為替相場が急変した時は要注意 FXは追証で予想外の損失を被ることも

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2009/04/13 09:00

 証拠金取引で最も注意したいのは追証です。精神的にプレッシャーがかかり、判断を見誤ると大きな損失につながることがあります。今回は、追証の発生と対処方法について考えていきます。(バックナンバーはこちら)

含み損が増えたら赤信号!損失が膨らむと追証が発生する

 FXは口座に入金した資金を担保として預け、通貨を借りて取引をしているため、口座全体の含み損が一定水準に達すると、追証(おいしょう)が発生します。追証とは、「含み損が出ていて証拠金が減っているので、追加で証拠金を入れてください」という意味で、マージンコールとも呼びます。株式投資の場合は、現物取引と呼ばれるように株を買っているので、4,000円で買った株が500円に下落しても、追証がかかることはありません。これが株式投資との大きな違いです。

 たとえば、投資資金10万円でFX取引を始め、1ドル=100円で1万ドルのドル買いをするとします。1ドル=80円になれば、(80円-100円)×10,000ドル=-200,000円の損失が出ますが、口座に入っているのは10万円ですので、損失を支払うために10万円不足します。このように、追証は預け入れている資金以上の損失を出す事態を防ぐためのものです。

 追証になると、「追加資金を入金する」もしくは「損切りをしてポジションを減らす」必要があります。資金に余裕があれば、どちらを選ぶこともできますが、追加資金がなければ前者の選択肢は消え、「損切りをしてポジションを減らす」を選ぶことになります。さらに損失が膨らむと、本人の意思と関係なく、FX会社によって強制的にポジションを決済されます。

証拠金を追加する時の注意点

 証拠金を追加しても、さらに含み損が増えれば、最初の投資資金以上の損失を出す可能性があります。ポジションを維持するために何度も資金を追加していたら、あるところで持ちこたえられなくなり、結果的に損切りをしなければいけない事態になることも珍しくありません。そのため、無理をして生活資金や貯金を崩して証拠金を追加するのは厳禁です。

 また、追証が発生する原因の多くはレバレッジが高すぎることであり、証拠金を追加して取引を続けるのであれば、レバレッジを低くして再び追証にならないように対処するのが重要です。もし、資金を追加してもレバレッジが高い水準にあるなら、一部のポジションを決済してレバレッジを低くします。

損切りはメリットが大きい

 「損切り」とは、損害が大きくなる前に、損が出ることを承知で決済することをいいますが、初心者の方の多くが抵抗を感じます。しかし損切りはメリットが大きく、初心者から中級者へ階段を上がる途中では、必ずマスターする必要があります。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 内藤 美穂(ナイトウ ミホ)

    1984年生まれ。株式会社ガジェットウェア代表取締役兼CEO。大学在学中にガジェットウェアを設立。日経ウーマン「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2009」キャリアクリエイト部門10位受賞。外資系投資銀行やベンチャーキャピタルとのパイプを持つ。学生時代より投資家としてTV、新聞、雑誌など各メディアに取り上げられる。18歳の頃にeワラント取引を始めたのをきっかけに、日本株、中国株、FXなどを取引する。現在、投資関連事業の一環として「ドバイ株ドットコム」でドバイ株口座開設サービスを提供している。
    Miho Naito CEO blog」でブログを更新中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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