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車の運転に例えて理解する 相場で勝つためのスキル三段階「認知・判断・操作」

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2009/04/21 09:00

 車の運転における三つの要素と段階には「認知・判断・操作」があるといわれています。これは、相場における手掛けるまでの要素と段階にも似たものがあのではないでしょうか。そして自身がどの段階でのミスを犯しているのかを知ることが、投資スキルの向上にもつながるのではないでしょうか。(バックナンバーはこちら)

車の運転行動は、「認知・判断・操作」

 私事で恐縮ですが、先日、運転免許証の更新に行ってきました。ペーパードライバーのためゴールド免許ということで短時間の講習で済みましたが、その講習で興味深いビデオを見せられました。

 運転免許証更新の講習ビデオなので、その内容自体は面白いはずがないのですが、相場にどっぷり浸かっている身としては、興味深い内容に感じられたのです。以下その内容の要約をご紹介してみます。相場に当てはめて考えてみてください。

 車の運転行動は、「認知・判断・操作」で成り立っているといわれます。
「認知」とは、前方の交差点の信号が赤に変わったことを例とすると、先ずは信号が赤に変わったことを認めることです。
「判断」とは、赤は「止まれ」だから停止しようと考えることです。
「操作」とは、停止するためにブレーキを踏むことです。

 車の運転では、この一連の行動が的確に行われていれば事故を起こす危険性は低くなりますが、実は相場でもこれと同じことが言えるのではないでしょうか? 「認知・判断・操作」の三段階を相場に当てはめてみましょう。

相場での「認知」とは

 まず「認知」から見ていきます。相場において「認知」とは底値を示すシグナル、天井を示すシグナルを認めることです。

 底値を示すシグナルとは、たとえば底値圏で現れる長い下ヒゲ陽線であったり、安値圏での逆三尊形成であったり、長期下落相場で長めの陰線の後にポツンと現れたコマ(明けの明星)、等々です。

 天井を示すシグナルとは、例えば、天井圏で現れた長い上ヒゲや、天井圏での三本の大陰線(三羽ガラス)や、天井付近での孕み線、等々です(上記はチャートにおけるシグナルですが、政治的イベント、経済指標による今後の相場展開を左右するシグナルもあります)。

 これらは、売買、相場上昇下降の転機となる可能性が高いと、広く市場に、投資家に知られているものです。「前方の交差点の信号が赤に変わった」ようなものです(黄色信号と言った方が正確かもしれませんが)。

 相場でこのシグナル(黄色信号・赤信号)を無視して渡ろうとすれば、それなりの危険をともないます。運がよければ無事に渡り切れますが、運が悪ければ事故(相場での自己資産の喪失)に遭遇します。相場でのシグナルを認め、見落とさないことは、相場での損失を回避する初歩の初歩でしょう。

相場での「判断」とは

 次に「認知・判断・操作」の2番目にあたる「判断」について相場に当てはめて見ていきましょう。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • Heyward(ヘイワード)

    本業絶不調のため、やむなく相場で食っている一個人投資家。
    「勝たなくてもいい・負けなければ。負けても負けの金額を限定すること!」をテーゼに先物相場で日々奮闘中。
    楽観的・魅力的な先物相場の見方は証券会社にお任せして、私からは先物の恐ろしさ、個人投資家が陥りやすい相場に潜む罠、相場に起こる事象の見方・解釈、相場に挑む際の心の持ちよう等々を、個人投資家ならではの、しがらみのない立場で、皆様にお伝えできればと思います。
    日々の相場概観、ザラ場リアルタイム情報はブログ「株と先物の勉強会」にて更新中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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