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FX会社を選ぶ際に知っておくこと
「取扱い通貨ペア」の品揃えは各社で異なる

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2009/04/26 09:00

 初心者の方にFX取引の始め方をお手伝いする当企画。連載第7回目となる今回は、「取扱い通貨ペア」について紹介します。(バックナンバーはこちら)

まずはFXの「ロング取引」と「ショート取引」を理解しよう

 これまでも解説してきましたが、FXとは、異なる2種類の通貨を売買することで利益を狙う、外貨投資の一種です。

 たとえばドル円を取引する場合、1ドル=100円の時に円を売り(=つまりドルを買うこと)、1ドルが101円になった時点で円に買い戻せば(=つまりドルを売ること)、「101円-100円=1円」の利益が発生します。

 これがいわゆる、FXにおける「ロング取引(買いポジション)」です。為替レートが円安に動けば動くほど、大きな利益が狙えます。

 一方、FXには、相場の下落局面(ドル円なら円高トレンドのこと)でもチャンスとなる「ショート取引(売りポジション)」があるのも特徴です。

 先ほどと同じドル円取引を例にとってみると、1ドル=100円の時点でドルを売っておき(=つまり円を買うこと)、99円になった時点で円に買い戻せば(=つまりドルを売ること)、100円-99円=1円の利益になります。この場合、為替レートが円高に動けば動くほど収益チャンスは広がります。

 つまりFXにおいては、相場の上下は関係なく、レートが動いていることが何よりも重要。トレンド動いている限り、チャンスは無限に訪れます。株の現物取引が株価の上昇益しか取れないことを考えると(信用取引の空売りでも下落益を取れますが、信用口座を別途開設する必要あり)、この利便性の差は一目瞭然です。

通貨ペアによってスワップポイントは異なる

 相場の変動による「為替差益」に加えて、FXには「スワップポイント」という金利差収益があるのもユニークな点です。これは、金利の異なる2種類の通貨を売買することで、その金利差(=スワップポイント)が生じるというもの(支払うケースもあり)。

 たとえばドル円の場合、ドル金利 0.25%(正確には0.00%~0.25%)、円金利 0.10%なので、両通貨の金利差は 0.15%(2009年4月13日現在)。1万通貨を取引した場合、ロング取引では1日あたり10円前後が受け取れ、ショート取引の場合は1に日当たり10円前後を支払うことになります。

実際のスワップポイント

ただしここで1点注意なのは、実際のスワップポイントはFX各社で異なります。スワップのランキングページを用意しているので、一度比べてみてください。

 つまり金利差の高い通貨ペアを売買するほど発生するスワップポイントは多額になります。ちなみに、一般的に高金利通貨と呼ばれるうち、豪ドルは3.00%、南アランドは9.50%。ポジション保有中(通貨を売買中)は必ずスワップポイントは発生するので、金利差収益という二次的な利益が欲しいなら、金利差の高い(=スワップポイントの高い)通貨ペアを取引するのも、戦略の1つといえるかもしれません。

 ただし、高金利通貨を扱うには細心の注意が必要なことも忘れずに。というのも、高金利を設定するの国の多くは、経済的、政局的にハイリスクの場合がほとんどで(だからこそ、高い金利を設定して自国通貨を買ってほしい)、一般的に流通量もドル、ユーロ、円といったメジャー通貨に比べて少なめ。ネガティブな情報が流れることで急劇にレートが動いたり、保有通貨を売りたくても売買が成立しない危険性があります。

 事実、昨年起きたリーマンショック時、値崩れを起こした高金利通貨(主に東欧通貨)を手放せず、大損失を被ったFXとレーダーは後を絶ちませんでした。

 よって、ことビギナーがメインで取引するのにお勧めなのは、ある程度流通量があるメジャー通貨(ドル、ユーロ、円など)で、かつ値動きが活発(値動きがないと利益が発生しないため)な通貨ペアといえます。ドル円、ユーロ円、ユーロドルがそれに該当するでしょう。

 各国に関する情報もネットなどで手に入れやすく、エントリー向きです。各国の金利差が縮小傾向にあるいま、高いリスクを背負ってまで、スワップのポイントが多額の高金利通貨に手を出すのは得策といえません。

取扱い通貨ペアが豊富なFX会社は…

 しかしながら、「幅広い国の通貨に分散投資したい」「選択肢は多い方が良い」「外貨通貨ペア同士の取引がしたい」というニーズがあるのも事実。取扱い通貨ペアが豊富なFX会社を選んでおくことは、前提として間違ってはいません。

 今後、金利局面に変化が訪れたときには、いち早く収益チャンスをつかめるといった未来のメリットもあるでしょう。そういった点を踏まえると、「FXOnline Japan」の65種類は圧倒的。対円通貨ペアはもちろん、世界でもっとも流通量の多い、ユーロドルも当然ながら扱っています。これに次いで「ヒロセ通商」は50種類、「アトランティック・トレード」も46種類と取扱い通貨ペアの豊富さでは群を抜いています。こういった点も、会社選びのポイントに加えてみてはいかがでしょうか。

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著者プロフィール

  • MONEYzine編集部(マネージンヘンシュウブ)

    株/FX/マネーのお役立ち情報を毎日更新中。あなたのマネーの悩みを解決します。

  • 大正谷 成晴(オショウダニ シゲハル)

    1973年生まれ。投資をこよなく愛するフリーランスの作家・ライター・エディター。2001年よりビジネス誌を中心に活動を開始。得意分野はFXで、裁量トレードからシストレまで幅広く実践し、自らの資産運用に力を入れている。趣味はサイクリング、料理、そして投資。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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