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金融商品紹介 Vol.11
「ヘッジファンド」のメリットとデメリット

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2009/05/19 09:00

 株、FX、先物…などひと口に金融商品といってもたくさんの種類があり、それぞれ特徴があります。この連載では、「投資を始めたいけど、よく分からない」「金融商品について勉強したい」というマネー初心者に向けて、毎回、金融商品を紹介していきます。(バックナンバーはこちら)

今回紹介する金融商品は、「ヘッジファンド」

「ヘッジファンド」の基本紹介

 皆さんは「オルタナティブ投資」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 「オルタナティブ」とは日本語にすると「代替」を意味しますので、オルタナティブ投資は代替投資となります。

 代替というからには何かに対しての替りということで、ここでの何かとは「従来の投資」=「伝統的な投資」と呼ばれる株式投資と債券投資を指します。株式市場と債券市場で運用する投資信託はこの範疇に入ります。

 こうした従来の投資対象の市場と同じ土俵ではあるものの、その投資方法が異なる投資やそもそも別の市場、たとえばコモディティ市場などへの投資等をまとめてオルタナティブ投資と呼んでいます。

 株式市場や債券市場における投資というものは、本来は「買い」から入り上昇を待って売る投資です。ところが市場は常に上昇するとは限りません。そこで積極的に「売り」からも入り相場が上昇しても下落しても「収益」を狙うヘッジファンドと呼ばれる投資が生まれたのです。ヘッジファンドはオルタナティブ投資の代表といえるでしょう。

 また未上場企業へ投資(プライベート・エクイティ・ファンド)や新興企業の支援(投資)(ベンチャーキャピタル・ファンド)、業績不振企業へ投資・再生などをする投資(バイアウト・ファンド)といったものもオルタナティブ投資と呼ばれます。

 ここではオルタナティブ投資の代表選手であるヘッジファンドを中心に説明していきます。

「ヘッジファンド」のメリットとデメリット

「ヘッジファンド」と聞くと、ハイリスク・ハイリターンをイメージされる方も多いと思いますが、そもそもの「ヘッジ」とは「(損失を)避ける」という意味があります。ですので、ヘッジファンドというのは投資元本を守るため、つまりはなるべくリスクを限定するために空売りなどを駆使しているものです。

 ニュースなどの報道の仕方などから、「投機的」で「危険」な投資だと思っている方が多いのが実際のところだと思います。

 たしかに収益を大きくするためにヘッジファンドでは「レバレッジ」をかけることもあり、けっしてリスクがない投資手法ではありません。

 それでは「ヘッジファンド」のメリットとデメリットにはどのようなものがあるのか。みていきましょう。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 廣澤知子(ヒロサワ トモコ)

    マネックス証券株式会社 シニア・フィナンシャル・アドバイザー
    慶應義塾大学経済学部卒。大学卒業後、シティバンク、N.A.東京支店に入行。国際金融本部にてエマージング・マーケット、金融法人向けの外国為替のセールスなどに従事。退社後CFP®資格を取得。独立系FP会社でFPとしてセミナー講師などの活動後、2005年マネックス・ユニバーシティの設立に参画。2008年マネックス証券株式会社に転籍。セミナー講師や執筆活動のほかメディアにも多数登場。
    ファイナンシャル・プランナ-(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、(社)日本証券アナリスト協会検定会員。
    近著『金利をやさしく教えてくれる本』(あさ出版)は韓国でも翻訳出版。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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