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マスコミに騙されず経済指標から「事実」を読み取る方法

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2009/05/25 09:00

 GDPや消費者物価指数などの経済指標は、データであるだけに客観的な事実だと思いがちだが、あなたは本当に「事実」を読み取れているだろうか? 自力で事実に到達できない人は、投資家には向かないといっても過言ではないのだ。【バックナンバーはこちら】

経済指標は受け取り側の解釈次第

 投資家が重要視するものに、経済指標というのがある。代表的なところでは、GDP(国内総生産)、鉱工業生産指数、機械受注、消費者物価指数などなど。しかし、同じ経済指標を見ても、受け取り側の解釈次第で、好材料とも悪材料とも認識できてしまう。また、マスコミの書き方によって、その経済指標の印象すら変わってしまうのだ。

 たとえば次のような3つ見出しがあったとしよう。あなたは良い印象、悪い印象、どちらを受けるだろうか。

  1. 2ヵ月連続で前月比マイナス
  2. 前月比ベースで先月よりも減少率が緩やかに
  3. 2ヵ月連続で前年比マイナス
  4. 前年比ベースで先月よりも減少率が緩やかに

 おそらく(1)と(3)は悪い印象を受け、(2)と(4)は良い印象を受けたのではないだろうか。なぜならば(1)と(3)は「マイナス」というマイナスイメージの言葉が使われているのに対し、(2)と(4)は「減少率が緩やかに」という、「プラスイメージ」の言葉が使われているからだ。

 しかし、実は上の(1)から(4)のすべては、同じ経済指標の動きから描写したものだ。経済指標の“どの部分”を採るかによって、まったく表現が違ってくるということだ。(次ページへ続く)

ある経済指標のイメージ

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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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