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リーマンショック以降、「株価指数先物取引」に投資家が注目 なぜ今、日経225先物が脚光を浴びるのか

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2009/05/29 16:00

「いつか株価は回復するはず」そう思って待っていても時間だけが流れていくばかり。相場環境を踏まえ、投資の選択肢を広げることも視野に入れる必要があるだろう。このような中、脚光を浴びている金融商品が「日経225先物」「日経225mini」と呼ばれる先物取引だ。

もう上昇局面を待つのはやめよう

 2008年9月に起きたリーマンショック以降、金融商品の多様化が注目されている。それまでの金融市場において、上昇、もしくは下落トレンド(相場の方向性)が見出された場合、投資家はその流れに乗って取引を行えばある程度の利益を確保できたが、そういった「定説」は崩壊。市場は乱高下入り乱れる波乱相場へと突入した。

 ここで大きな被害を被ったのが、中長期スタンスで取引をしていた、現物株の投資家だ。株価の上昇局面でしか利益を得られない手法は、下落、乱高下相場には不向き。「いつか株価は回復するはず」と相場を読み違えた投資家は含み損を抱え、挙句、塩漬け株を抱えることとなった。

 2009年5月下旬、日経平均株価は9000円台前半まで持ち直したとはいえ、かつての高値圏で株式を保有している投資家にとって、資産ポートフォリオがプラスに転じるのは、まだ先といえるだろう。下手をすれば、マイナスのままかもしれない。こういった相場環境を踏まえ、証券各社は金融商品を拡充。投資家の選択肢を広げることで、収益チャンスの窓口を拡大させようという狙いだ。

 こういった状況下、ある金融商品が脚光を浴びているのはご存知だろうか。それが、「日経225先物」「日経225mini」と呼ばれる、株価指数先物取引だ。

「先物取引」とは、
1. ある商品を
2. 現時点で取り決めた価格で
3. 将来の一定時点に
4. 売買することを約束する取引

のことだ。

「私どもで扱っている日経225先物取引は、日経平均株価を対象とした先物取引で、将来の日経平均株価を株式取引のように市場で売買することができます。また、日経225miniは、日経225先物の魅力はそのままに、取引単位や証拠金が10分の1になるので、より少ない資金で始められることができます」 と話すのは、岡三オンライン証券・営業推進部の五味曜子さん。

 さらにそのメリットについて、「株式市場に上場している個別株は3000銘柄以上。そこから銘柄分析して上昇銘柄を探すことは容易でありません。日中に仕事を持つビジネスマンだと、なおさらです。対して日経225先物の場合、取引対象はひとつだけ。日経平均株価を対象とした商品なのでニュースソースも多く、個別株のように倒産リスクもありません」

「また、現物取引が株価の上昇局面でしか利益を取れないのに対して、日経225先物は価格の下落時でも利益が狙える『売り』から取引に入れるのも大きな魅力。相場の上下に関係なく収益が狙えます」(五味さん、以下同)と挙げている。

 岡三オンライン証券は、業界大手である岡三証券グループのオンライン専業証券会社。日本株や中国株、投資信託、FXを取り扱う、マルチバンドの証券会社としてアクティブ投資家を中心に支持を得ているが、約1年前から日経225先物の取扱もスタート。資金効率の高さから、取引を始めるトレーダーは増加傾向にあるそうだ。

岡三オンライン証券

日経225先物の取引ルール

 ここで、岡三オンライン証券を例に、日経225先物の取引ルールについて、さらに詳しく解説しよう。
まず、日経225先物の取引を始めるには、証券総合取引口座と別に「先物・オプション取引口座」の開設が必要(要審査)。

 口座の開設後、証拠金を入金すれば取引が始められる。取引単位は「枚」で、1枚あたりの必要証拠金最低基準額は、日経225先物で45万円、日経225miniは4万5000円(例:2009年6月1日~5日)。売買手数料は通常で420円/枚(日経225先物)、42円/枚(日経225mini)だが、2009年6月30日取引分までは、半額キャンペーンを実施している。

 なお、取引時間は、前場9時~11時、後場12時30分~15時10分、イブニング・セッション(夕場)16時30分~20時となっている。

 ただし注意したいのは、日経225先物の取引倍率。これは、日経平均株価の1000倍になる(日経225miniは100倍)。つまり、日経225先物を9000円で買い、9100円で売った場合の利益は、「9100円-9000円=100×1000→10万円」ということ。

 つまり、予測通りに相場が動けばリターンは大きいが、反対に動くと損失も多額になる可能性がある。これについては五味さんも「取引の際は、損失限定の逆指値注文をあらかじめ入れておくことをおすすめします」と、リスク管理の重要性を指摘する。

 なお、売買値の価格差で利益を得るのが基本だが、日経225先物には「限月」と呼ばれる取引期限がある。限月は、3の倍数月に設定されているが(日経225先物は直近5限月、日経225miniは直近2限月の取引が可能)、取引最終日(各限月の第2金曜日の前営業日)までポジションを保有した場合、当日に算出された「SQ値」をもとに精算されるので注意が必要だ。

 とはいえトレーダーの傾向としては、最終日まで持たず、デイトレなど短期の利ざや目的で取引されるのがほとんど。取引倍率も高いので、利益が出た時点で小まめに決済を繰り返すのに向いた商品といえるだろう。

「日経平均株価を対象にしているということからも分かるとおり、日経225先物は、NYダウをはじめとする海外市場の動向やCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)に上場している日経平均先物の影響を受けて、値動きを形成します。そういった特徴を踏まえて取引するようにしてください」とのことだ。

相場で勝つためにトレーディングツールを使いこなそう

 岡三オンライン証券では、日経225先物の取引をサポートするトレーディングツールを、口座開設者向けにリリース。非常に高い評価を得ている。

 そのひとつが、カレンダーなどのアクセサリ類や投資情報・発注といったガジェット群をサイドバーに格納しておき、必要なときにデスクトップに取り出して利用できる「岡三デスクトップ」。

 サイドバーは固定・表示・非表示が選択できるので、ディスプレイ環境に応じて使い分けることができるのが特徴だ。

「岡三デスクトップを起動しておけば、日経225先物の取引や情報収集の際に、専用ツールの起動は不要。取引パスワードの保存、注文確認・受付画面の表示/非表示も選べるので、他の作業をしている最中でも、デスクトップから最新情報を得たり、発注が行えます」

 一般的なガジェットである時計やカレンダー機能にも、投資家の利便性を考慮。ログイン後のカレンダーガジェットでは、その日の決算発表や企業イベントなど、取引の際に参考となるニュース一覧をワンクリックで表示でき、時計ガジェットでは市場の開場・閉場に合わせてアラームの設定も行える。トレーダーのニーズを察知しているからこそ、実現できたサービスといえるだろう。

先物情報をリアルタイムで取得できる「岡三RSS」

 さらにもうひとつ。これぞ究極のトレードアシストツールといえるのが、岡三デスクトップと組み合わせて表計算ソフトExcel上で使用するアドインツールの「岡三RSS」。

 マーケット情報や株価、先物情報をリアルタイムで取得してExcel上に表示するだけではなく、情報の加工や発注まで行え、システムトレードへの応用も可能なサービスだ。

「システムトレードとは、条件を組み合わせてルールを作りそれに従って機械的に売買するトレード手法のこと。一度メソッドを導き出せば、受発注を自動化できることから高い人気を誇っています」

 日経225先物に限らず、勝てない投資家に目立つのが「感情に左右されて、取引ルールを破ってしまうこと」だという。システムトレードは一定のルールに従い機械的に取引を繰り返すので、そこに感情が入る隙間がない。その点が評価されているのだ。

 岡三RSSでは、Excel関数を使うことで、簡単にシステムトレードを始められるのが最大の魅力。日経225先物のマーケット情報取得のボタンをクリックすると、関数入力メニューが表示され、関数と引数を選択・入力すればリアルタイムでデータが表示されるので、Excel関数と組み合わせることで情報の加工はもちろん、発注まで行えるので、「日経225先物価格が○○円より上昇したら買い」など、注文~決済までを完全自動化したシステムトレードが可能になるのだ。

「Excel上で、当日の注文情報や約定情報も取得したり、逆指値のように特殊な注文を出せるのは、岡三RSSだけ。これひとつあれば、日経225先物の取引はもちろん、株の取引だって問題なく行えます。使い慣れたExcelで、オンリーワンの快適な投資環境を楽しんでください」

 その利便性の高さから、今後も注目度が高まりそうな、日経225先物。やはり取引を行うなら、最良の環境を選びたい。そういった点で、岡三オンラインのコスト体系、トレードツールは、業界最高水準といっても過言ではない。これまでにない、新感覚の日経225先物取引を体感したいなら、ぜひ一度使ってみてはいかがだろうか。

岡三オンライン証券

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