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経済指標は怖くない、面倒じゃない
分析のコツは分かるところから始めてみること

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2009/06/22 09:00

 経済の動向を見るのに役立つ経済指標。今回は、私たちに身近な雇用に関する指標と経済全体を示すGDPについて解説します。(バックナンバーはこちら)

「経済指標って何だろう?」

 会社の先輩の勧めで、FXを始めたばかりの新入社員の佐藤麻奈美(仮名・22歳)さん。投資をするのは初めてなので、為替が少しでも上がったり下がったりすると、心臓がドキドキします。

 ある時、為替チャートを見ていると、経済指標が発表されてレートが急激に動くことがあり、「経済指標って何だろう?」と疑問を持つようになりました。

 FX初心者の前に立ちはだかる「経済指標」。テレビで専門家の人たちが難しそうな顔で話しているのを見ていると、きっと大事なものなんだろうとは思うけれど、よく分からないというのが麻奈美さんの本音です。

 経済指標には、景気全体を示す指標、雇用情勢を表す指標、物価を表す指標、個人消費を示す指標など、様々なものがあります。将来の経済の動向を予測するには、1つの指標で判断するのではなく、複数の指標で消費の動きや雇用状況、貿易の動向、財務状況など色んな方向から経済を見ることが必要です。

雇用と景気の深い関係

 失業率と景気には密接な関係があります。たとえば、景気が悪くなると、モノが売れなくなるため、企業は在庫をたくさん抱えます。そうなると、今までのペースで生産をすることができなくなり、在庫を増やさないように生産を減らします。

 生産が減少し、商品が売れないと、従業員の給料を下げたりリストラが行われたりして、失業率が上がるというわけです。この反対に、景気が良くなると、モノがどんどん売れるので、生産を増やす必要があります。そのため、雇用の需要が増加して、失業率が下がります。

 今までの生活を思い出してみると、雇用の不安が強くなるのは、不況時ではないでしょうか。景気が悪い時には、雇用への不安が深刻になり、ニュースや新聞で報じられることも多くなります。

 また、失業率は、景気を後追いするという特徴があります。経済指標には大きく分けて3つのタイプがあり、景気の先行きを示す指数、現在の景気を示す指数、景気より遅れて動く指数があります。失業率はこの3番目のタイプに当たります。

「景気より遅れて動く指数」の活用法

 未来を予測するのに、景気より遅れて動く指数を見ても、あまり意味が無いように感じるかもしれません。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 内藤 美穂(ナイトウ ミホ)

    1984年生まれ。株式会社ガジェットウェア代表取締役兼CEO。大学在学中にガジェットウェアを設立。日経ウーマン「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2009」キャリアクリエイト部門10位受賞。外資系投資銀行やベンチャーキャピタルとのパイプを持つ。学生時代より投資家としてTV、新聞、雑誌など各メディアに取り上げられる。18歳の頃にeワラント取引を始めたのをきっかけに、日本株、中国株、FXなどを取引する。現在、投資関連事業の一環として「ドバイ株ドットコム」でドバイ株口座開設サービスを提供している。
    Miho Naito CEO blog」でブログを更新中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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