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豪ドル、NZドル、南アランド・・・高金利通貨と資源国通貨の基本を押さえよう

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2009/07/22 09:00

 FXに慣れてきたら、メジャーな通貨以外の通貨ペアも試してみたいと思うかもしれません。高金利通貨や資源国通貨などの特徴を押さえて、まずは情報収集から始めましょう。(バックナンバーはこちら)

カナダは原油埋蔵量世界2位、カナダドルは原油価格に連動する

 今回は、前回に引き続き、FX会社で取り扱われている代表的な通貨であるカナダドル、スイスフラン、豪ドル、ニュージーランドドル、南アフリカランドの特徴について解説します。

 まずはカナダドルから見ていきましょう。
 カナダは、石油、天然ガスなどのエネルギー資源やウラン、ニッケル、亜鉛などさまざまな種類の鉱物資源に恵まれています。また、近年、オイルサンドとよばれる石油の代替資源が注目されており、世界のほとんどのオイルサンドがカナダに集中しています。

 オイルサンドから得られる原油量を含めると、カナダの原油埋蔵量はサウジアラビアに次いで世界2位であり、世界有数の産油国であることから、カナダドルは原油価格が上昇すると強くなり、下落すると弱くなるという傾向があります。

 カナダドルは「CAD」と表示されます。ちなみに、日本円は「JPY」で、為替レートはこのような記号を使って表される場合が多いため、一通りの通貨の記号を覚えておくと、レートを調べる時に役立ちます。例えば、カナダドル/円の為替レートは、CAD/JPY、CADJPYといったように書かれます。

資産の逃避先に、安定力抜群のスイスフラン

 スイスは永世中立国として知られています。そのため、資産の安全な逃避先として、戦争やテロなどが起きた時に、スイスフランが買われることがあり、世界が不安定になると高くなりやすい通貨です。

 スイスフランは高金利通貨ではありませんが、特徴のある面白い通貨なので紹介しておきましょう。前回「有事のドル買い」について取り上げましたが、米ドルと同様に「有事のスイスフラン買い」という言葉もあります。スイスフランは「CHF」と表され、他の通貨に比べて安定しているという特徴があります。

 また、スイスといえば、プライベートバングが有名です。『ゴルゴ13』を読んだことのある人なら、ゴルゴがスイス銀行の口座で報酬の受け取りをしていたのを思い出すのではないでしょうか。

 スイス銀行は、顧客の個人情報がスイス銀行法によって厳しく守られているということで知られています。しかし、これをマネーロンダリング(不正に得た資金の出所を分からなくすること)や脱税のために悪用されるケースもあり、今年、世界の富裕層向けにサービスを行うスイス銀行大手UBSが、脱税の可能性のある顧客の情報を米当局に提供したことは、記憶に新しいです。

 次に資源国通貨の代表格で、FXトレーダーにも人気の豪ドルや南アフリカランドの特徴を見ていきましょう。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 内藤 美穂(ナイトウ ミホ)

    1984年生まれ。株式会社ガジェットウェア代表取締役兼CEO。大学在学中にガジェットウェアを設立。日経ウーマン「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2009」キャリアクリエイト部門10位受賞。外資系投資銀行やベンチャーキャピタルとのパイプを持つ。学生時代より投資家としてTV、新聞、雑誌など各メディアに取り上げられる。18歳の頃にeワラント取引を始めたのをきっかけに、日本株、中国株、FXなどを取引する。現在、投資関連事業の一環として「ドバイ株ドットコム」でドバイ株口座開設サービスを提供している。
    Miho Naito CEO blog」でブログを更新中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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