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レバレッジへの恐怖心が損失を生む
負ける投資家の行動心理はこうだ

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2009/07/27 09:00

 「何とか儲けたいのだが、どうしたら良いか」と相談され、「あなたのような投資家は儲かりません。すぐに取引を止めて畑仕事でもしていなさい」と回答した黒岩さん。その理由とは…?【バックナンバーはこちら】

「私が買うと下がるし、売ると上がる」は間違いではない

 「押してダメなら引いてみな」――開かずの扉を目の前にこの発想はするのはいわば当然であるわけだが、それを単純に株式投資に当てはめるのはハチャメチャだ。つまり、「買ってダメなら売ってみな」ということであり、こうなると投資家として完全に理性を失っている。損失が拡大しすぎて“自暴自棄”になっているのであり、もはや“株式投資”とはいえない。単に運否天賦のギャンブルを行っているにすぎないのだ。

 ある投資家が言う。「私が買うと下がるし、売ると上がる」――被害妄想甚だし言い訳だが、それはある意味「的を射ている話」である。なぜならば、株価というものは、投資家心理に反して動くものだからだ。ある投資家が「上がる」と思っているときは、他の投資家も「上がる」と思っており、多くの人が買いで飛び付く。従って、次の瞬間に買う人がいなくなり、株価は下落しやすくなってしまうのだ。

 逆にある投資家が「下がる」と思っているときは、他の投資家も下がると思っている。多くの投資家が売りを急ぐのであり、従って次の瞬間に売る人がいなくなる。つまり、株価は上昇しやすくなるのだ。

 別に神様が意地悪をしているわけではない。投資家心理の反対方向に動くように株価は出来ているのであり、これが“株価の真実”なのである。だから、株式投資で儲けようと思った場合には、すべての感情を封印しなくてはならない。「儲けたい」とか「損したくない」という欲求を抑え、冷静にトレードしなければならないのだ。

 少しでも株式投資に“心理”を入れこめば、即座にその弱さに付け込まれる。常にチャートを見て、自分の心理を揺さぶられれば、それだけ損する確率が上がるのだ。

 だから、自己の欲求を抑制できない人は株式投資に向かない。やればやるだけ損するのであり、お金の無駄遣いなのである。(次ページへ続く)


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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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