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テーマ株の急騰・急落を収益化するデイトレ的思考法

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2009/08/18 09:00

 民主党がマニフェストの表現を強化し、環境関連産業の銘柄がテーマ株となりそうである。今回は、環境関連産業における銘柄の絞り方と、テーマ株のトレードのノウハウをお届けしよう。

民主党がマニフェストの表現を補強 環境関連産業の銘柄を物色せよ

 8月11日、民主党は政権政策(マニフェスト)をよりわかりやすくするため、一部の表現を補強した。

 デイトレーダーたるもの、小選挙区制のもとでの選挙が接近するこのような時期は、2大政党のマニフェストについては重大な関心を持っておかねばならない。特に、選挙前の世論調査で優位が伝えられている政党(今回は民主党)のマニフェストは、株式市場の物色動向に大きな影響を与えることが多々あるからだ。

 今回補強された部分では、5本の柱の「雇用・経済」の項において、日本経済の成長戦略として、

  • 子ども手当、高校無償化、高速道路無料化、暫定税率廃止などの政策により、家計の可処分所得を増やし、消費を拡大します。それによって日本の経済を内需主導型へ転換し、安定した経済成長を実現します。
  • IT、バイオ、ナノテクなど、先端技術の開発・普及を支援します。特に地球温暖化対策では、国の大胆な支援で、わが国の優れた技術力をさらに高め、環境関連産業を将来の成長産業に育てます。農林水産業、医療・介護は新たな成長産業です。
  • 農業の戸別所得補償、医療・介護人材の処遇改善などにより、魅力と成長力を高め、大きな雇用を創出する産業に育てます。

と明記したことが非常に重要なポイントだ。

 政策の内容が非常に具体的になったことで、投資家サイドからすれば、物色対象が絞りやすくなったからだ。とりわけ、「環境関連産業を将来の成長産業に育てます」はポイントで、今後、仮に民主党政権が誕生した場合、環境関連産業は物色の大黒柱になる可能性が高まったとみるべきだ。そうなると考えるなら、デイトレーダーはどの銘柄を物色対象にするか事前にリストアップしておく必要がある。

環境産業のなかでも、もっとも旬なテーマに沿った銘柄を探せ

 なお、環境産業は関連する業種・企業がメチャクチャ多い。このため、その時々の相場の状況で、もっとも旬なテーマに沿った銘柄は一体何なのかを常にウオッチしておく必要がある。デイトレーダーは、今市場でもっとも関心が高い銘柄を売り買いしてこそ、高い流動性とリターンが得られる可能性が高まるのだ。つまり、テレビの高視聴率番組が何なのかを知るように、市場でもっとも注目度の高い銘柄を日々探し出す訓練をしなくてはならない。

 ところで、環境関連を細分化すると

  1. エコカー(ハイブリッド車・電気自動車)関連
  2. 太陽電池関連
  3. 燃料電池関連
  4. 鉄道関連(移動手段としての脱自動車)
  5. 風力発電
  6. 原子力関連、スマートグリッド関連
  7. LED関連
  8. 水処理関連

などが大枠だ。

 デイトレーダーは、このような各関連銘柄に関して大体3~5銘柄ずつリストアップしておき、その時々の相場で何の関連が人気化し、物色の矛先が向かっているのかを常にウオッチしておく必要がある。

 投資家の多くが読んでいる「日経新聞」の1面に、例えば、「ハイブッリッドカー売れ行き好調」という見出しが躍った場合、「ああ、今日の旬はエコカー関連で決まりだな」というふうに、寄り付き前から予想することが重要だ。そして、あらかじめリストアップした銘柄群の中から、寄り前の気配が良好な銘柄はどれか、寄り前の買い株数が多い銘柄はどれか等を調べた上で、今日の売買対象を決めるべきだ。

 また、仮に、ウオッチリストでマークしていた銘柄がストップ高買い気配で買えそうもないときは、「これが買えないなら、他の投資家はその代替としてどれを買うのか」という発想も重要だ。デイトレーダーは、このように臨機応変に、売買対象を変えることも必要だろう。(次ページへ続く)


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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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