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マスコミやエコノミストが続々と強気に転換
だが円高でも株が上がる時こそ本当の回復の始まりだ

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2009/08/27 09:00

 このところ弱気だったマスコミやエコノミストたちが続々と強気に転換しているようだが、得てして相場が反対に動くことはよくあることだ。いま市場は新しい時代のテーマを懸命に探し始めている。(バックナンバーはこちら)

相場のリズム

 人間にバイオリズムといわれる周期があるように、相場にも周期がある。
 人間のバイオリズムは身体、感情、知性の3つのリズムがあり、それぞれ異なる動きをするものらしく、その3つのカーブが交差する日は要注意日とされているとか(詳しくは知らないが)。

 相場も毎日見ている分には単なる数字が動くだけだが、その時々の市場の感情に応じてリズムが違ってくるし、当然性格も異なっていく。

 景気がいいときの相場は好調な企業業績を反映して活気みなぎる業績相場となるし、好調すぎて景気過熱やインフレを心配する動きに変わってくると、金融引き締めや金利の引き上げが行われるようになり、企業業績に懸念が出てくるために、株価は下げ基調となり弱気が増えて逆業績相場に変わっていく。

 一方、金融引き締めで景気が悪くなってくると、企業業績が悪化し株価は下がってくる。株価が低迷しはじめると、今度は景気対策として金利引き下げや金融緩和策が行われるが、足元の景気はまだ悪いので、だぶついた資金は有利な市場へと運用先を求めて動く。

 折からの不況で大きく下げている株式市場などに運用先を求めて流れてくることが多い。そのため経済はまだ不況で喘いでいるなかで株が上がりだす。

 しかしエコノミストやマスコミの多くはファンダメンタルズが悪化したなかでの株高は異様に見えるらしく、そのまま弱気説を続けるために投資家も懐疑的な見方からなかなか抜け出せず、傍観しがちになりしばしば絶好の買い場を逃す。

 いわゆる今のような不景気の株高だが、この上げは豊富な資金が起こす現象のため、この相場は金融相場と呼ばれることが多い。

パラダイムの変化

 今回もそうだがいくら金余りだといえ何でもみさかいなく買っているわけでもない。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 三原 淳雄(ミハラ アツオ)

    激動する内外経済の今後を展望し、対応を説く経済評論家。1937年満州国チチハル(現・中国)生まれ。九州大学卒業後、日興證券に入社。企業派遣によるノースウェスタン大学経営大学院留学、スイス銀行チューリッヒ支店勤務などを経て、ロスアンジェルス支店長。1980年から評論活動に入る。近著に『金持ちいじめは国を滅ぼす』(講談社)など。TV東京「News モーニングサテライト」 隔週月曜日(AM5:45~6:45放送)のゲストとして出演中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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