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株式投資の売買が得意な投資家は多いが「いつ休めばいいのか」を知る者は少ない

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2009/10/08 09:00

「売るべし・買うべし・休むべし」という相場格言がありますが、どのような場合に「休むべし」なのか、自分なりにその定義を持っている方は多くはないようです。今回は、1枚の日経平均のチャートを使い、いつ、どのような相場、時間帯で「休む」ことがオーソドックスなのか、考えてみましょう。(バックナンバーはこちら)

常に売買を繰り返し、ポジションを持っていないと気のすまない方へ

 投資・投機経験の浅い方は、相場に参加すること自体が楽しい、勝った時の高揚感、負けた時の取り返そうとする意識からか、兎角「売りか買いか」の二択にとらわれ、常に売買を繰り返し、ポジションを持っていないと気のすまない方が多いようです。

 一方、ある程度の投資・投機経験を積むと、もっともポピュラーな相場格言の一つである「売るべし・買うべし・休むべし」、「休むも相場」という言葉にあるように、「売る・買う・休む」の三択から投資行動を選択しようと考えるようになります。しかし、どのような場合に「休むべし」なのか、自分なりにその定義を持っている方は多くはないようです。

 今回は、1枚の日経平均のチャートを使い、いつ、どのような相場、時間帯で「休む」ことがオーソドックスなのか御一緒に考えてみましょう。

今年の3月からのチャートを振り返ると

まずは大きく、3月からの9月中旬までの日経平均のチャートを見てみましょう。
(日足・一目均衡表 出典: マネックス・マーケットライダープレミアム)

図をクリックすると拡大

 3月安値を重要な一番底として、そこから下値切り上げ、上値切り上げの、疑いの余地のない上昇トレンドであることが見てとれます。

 その中でも、最も強い上昇を見せているのは、3月中旬から6月中旬の上昇です。切り上がる基準線に支えられながら、暴騰と言っていい上昇率を見せました(参考:リーマン・ショック半年後に出現した衝撃的な反騰相場を振り返る)。

 この3月中旬で「買い」、3か月間「休み」、6月中旬で「売る」ことが出来れば大きな利益となりましたが、そんなことを言っても、単なる結果論(後付け講釈)に過ぎません。後からチャートを見れば何とでも言えます。タラレバで相場の天底を語るほど、意味のないことはありません。

 ただ、この時間帯は基準線が一本調子で上昇しており、サポートを割ることもなく、ダマシも見られず、押し目買いに徹していれば、誰でもそれなりの投資・投機成績は残せた相場です。(ファンダメンタルズには不透明要因が多く、買い難い時間帯でもありましたが、チャート重視で取り組めば)、比較的「難易度の低い相場」だったとは言えるのではないでしょうか。

8月も上値を追ったが変化の兆しが、そして相場の難易度は上昇

 上昇トレンドに変化はなく、8月も上値を追いました。しかし、この頃からチャート・テクニカルに「数々の変化の兆し」が出てきます。その変化の兆しが、相場の難易度を上昇させてきたのが8月からの相場です。ここから時間と共に、その「変化の兆し」を見ていきましょう。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • Heyward(ヘイワード)

    本業絶不調のため、やむなく相場で食っている一個人投資家。
    「勝たなくてもいい・負けなければ。負けても負けの金額を限定すること!」をテーゼに先物相場で日々奮闘中。
    楽観的・魅力的な先物相場の見方は証券会社にお任せして、私からは先物の恐ろしさ、個人投資家が陥りやすい相場に潜む罠、相場に起こる事象の見方・解釈、相場に挑む際の心の持ちよう等々を、個人投資家ならではの、しがらみのない立場で、皆様にお伝えできればと思います。
    日々の相場概観、ザラ場リアルタイム情報はブログ「株と先物の勉強会」にて更新中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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