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任天堂(wii)とソニー(PS3)、どっちの株が欲しい?
好況に沸くゲーム銘柄の2008年を占ってみよう

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2007/12/28 17:12

各社発売からおよそ1年経とうとする、次世代ゲーム機-任天堂「wii」、ソニー(実際は子会社のSCE)「PS3」、マイクロソフト「Xbox360」だ。三つ巴で市場争いを続けているが、今回は国産メーカーのwiiとPS3について、その売れ行きや今後の展開から、どちらの銘柄が買いなのか、2008年の行く末を占ってみよう。

クリスマス&年末商戦、景気はどうだったのか?

 まずはゲーム業界への影響が大きい、年末商戦について。今年は盛り上がっているのだろうか?

 どうやら、米国の年末商戦は熱いようだ。全米小売業協会の推計によると、ネット版の商戦のピークされる「サイバーマンデー」(11月26日)当日、ネットで買い物をした米国人は前年比19%増の7200万人だったとのこと。調査会社コムスコアによると、この日のネット販売額は昨年比15%増の7億ドルで、過去最高を記録している(以上、日経ネットより)。ただしこれは、ガソリン価格の高騰で直接買い物に出かけない消費者がネット経由で買い物をしたにすぎないといった見方もでき、年末商戦全体の盛り上がりにつながるかは定かでない。

 そもそも、アメリカは住宅市場が低迷中。個人消費に大きな伸びは期待できるかどうか不安は隠せない。それを証拠に、米消費動向調査会社アメリカズ・リサーチ・グループが12月8~9日に800人を対象に調査したところ、47%の人々が「値引きが十分でなければプレゼントの数を減らす」と回答している。さらに「ホリデーシーズンの買い物先としてディスカウント店を好む」と答えた人は約41%。ここでも、個人消費に支えられてきた米経済の陰りが感じられる。ゲーム機への買い控えにつながる可能性はゼロでない。

 ちなみにイギリスからはこんなニュースが。ネット調査会社のヒットワイズの発表によると、11月に英ネットショッピングユーザーがもっとも多く検索した商品は「Wii」だったとのこと。2位は同じく任天堂の「DS」。任天堂パワーが炸裂している。年末商戦を前にイギリスでは、いかにゲーム機に対するニーズが高いかが分かる。

 一方、日本について。日本経団連によると、大手企業の冬のボーナスは平均89万2318円。昨年冬比0.93%増で、3期連続で過去最高額を更新している。ちなみに、公務員のボーナスもアップ。一般行政職の国家公務員(平均年齢34.9歳)で、前年冬比1.8%の約69万6000円。地方公務員(平均年齢36.5歳)も同1.5%増で、約66万円支給されている。

 ところが、民間調査会社5社によると、サラリーマンの冬のボーナス予測は前年比0.8%減の約43万円。大手企業と中小企業の間で、ボーナス格差が生まれている。浜銀総合研究所の発表でも、神奈川県内の中堅・中小企業の今冬のボーナスについて「支給総額が増加する」と答えた企業割合は前年より低下し、「支給総額が減少する」「支給についてはいまのところ未定」と答えた企業割合が増加したという。大阪府内の中小企業でも、冬のボーナスを支給する割合が5年ぶりに減少したという報告も……。

 どうやら、日本人の懐具合はあまりいいといえないかも。原油価格の高騰による、ガソリンや日用品の価格上昇が家計に与える影響も無視できず、どれだけ年末商戦が盛り上がるのか見通しは微妙かもしれない。

 ところが、やはりというか、エンタメ大国ニッポン。生活は苦しくともゲーム業界はどこ吹く風、という見方もできる。それは、各ハードの販売台数を見れば分かる。


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