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富裕層しか知らない本当のギャンブルの世界
宿泊や食事も無料の超VIPたちの危険な遊び

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 高級カジノの超VIPの顧客は、ジェット機が送迎し、食事や宿泊がすべて無料という信じられないようなサービスが待っている。いったいどんな世界なのか・・・。(バックナンバーはこちら)

世界の富裕層に人気のカジノ

 富裕層の楽しみを1つあげるとしたら、何といっても旅行だろう。それも、超豪華なホテルやコンドミニアムに滞在する、リッチで優雅な旅である。

 中でも富裕層に人気があるのは、豪華カジノでの遊興体験である。カジノといえばラスベガス、アジアであればマカオを思い浮かべる。2007年にオープンしたカジノ複合施設のベネチアン・マカオ・リゾートは世界最大で、現在伸長著しいカジノエリアとして認知されている。

 その他、最近では東南アジアのシンガポールが注目を集めている。カジノ複合施設「マリナ・ベイ・サンズ」や大型テーマパークを擁した「リゾーツ・ワールド・アット・セントーサ」などなどを配して、世界の富裕層や王侯貴族などを楽しませてくれる。

高級カジノのからくり

 ここで、庶民にはなじみが薄い、高級カジノの基本的な知識を紹介しておこう。世界のカジノは三つに分類できる。まず、ラスベガスに代表される複合型カジノで、通常のカジノと複合エンターテイメント施設が合体したものである。

 その特徴をあげると、カジノフロアがわずか3%と極端に少なく、それ以外のホテルやエンターテイメント施設の割合が多いことだ。これは、国はカジノを認める替わりに、それ以外の施設の開設を求めているからだ。つまり、カジノを認めることで、国の象徴にもなり得る大規模な施設をカジノの収益金で賄うことができ、ばく大な事業建設費も短期間でペイできるというメリットがある。

 実例として、テーマパークのユニバーサルスタジオを併設したシンガポールの他にも、大シアターのシルクドソレイユ、そして美術館や博物館があるカジノも存在する。

 次は、貴族の社交場として有名なハウス型カジノがある。欧州では、長い歴史の中で根づいてきたが、現在でも、カジノフロアにちょっとした飲食を楽しめる高級レストランを併設することで、「大人の社交場」として利用されている。


 社交場とは行っても、伝統や格式が重んじられるので、いくらお金を積んでも、地元のソサイエティに所属したり、地元の有力者の紹介がなければ利用できないようになっている。特に、格調の高いロンドンの場合には、一見さんや物見遊山の観光客は入りにくい閉鎖的な雰囲気になっている。

 ハウス型のカジノの特徴は、収益金から歴史的な遺産の保護費用を捻出したり、地元の観光資源やイベントと連携して、世界中から観光客を集めていることだ。

 モナコではF1レースやモンテカルロラリーとカジノが連携しているし、カンヌでは映画祭、ニースではカーニバルがイベントとして開催されている。イベントに訪れた観光客は、自然にカジノにも流れてお金を使っていくので、カジノ単体より大きな相乗効果が期待できるわけだ。

 歴史的施設や舞踏会、パーティ、スポーツ大会など、観光客の興味を惹く要素を盛り込んだ一大リゾート施設の運営がポイントになっている。

 三番目は、複合型とハウス型の中間施設である。カジノフロアと観光客が宿泊するホテルやレストランが併設されており、世界のどの地域にも見られる。

計算し尽くされた超VIP向け豪華サービス

 では、具体的にはどんな顧客がカジノで楽しんでいるのだろうか?(次ページへ続く)


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