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第2回 信用取引と現物取引の違い

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2007/10/01 11:30

 今回は信用取引と現物取引の違いについてみていきましょう。

信用取引と現物取引の違いをおさえよう

 読者の皆さんの中には株式投資の経験がある人も多いでしょう。一般の株式投資は「現物取引」と呼ばれるものです。新たに信用取引を行う上では、この「現物取引」「信用取引」との違いを覚えておかなくてはなりません。実際に制度上、信用取引には現物と違う面が何点かあります。それらをここでご紹介したいと思います。

期日、金利

 まず1つ目は、期日があることです。この期日とは、返済期限のことです。信用取引には「一般信用取引」と「制度信用取引」の2つのタイプがあります。後者の制度信用取引は、返済期限が6ヶ月のものをいいます。もう1つの一般信用取引は、証券会社とお客様との間で期限を取り決める取引のことをいいます。

信用取引は2つのタイプに分かれる
信用取引は2つのタイプに分かれる

 この一般信用取引には期限が長いものがありますが、楽天証券の一般信用取引は3年となっており、どちらを選ぶかは、投資家の自由ですので好きな方を選んでかまいません。しかし、若干注意する点があります。それは、制度信用取引も一般信用取引も、お金や株券を借りているので、信用取引で買った人は金利を、信用取引で売った人は貸株料を支払わなければならないのです。

貸株料とは

 では続いて貸株料についてお話します。これは一種のレンタル料に相当するもので、信用取引で株券を借りて売るときに支払わなければならない金利のことです。この貸株料は、売ってから返済するまでの間ずっとかかりますので、たとえ利益が出ていても、長く売りっぱなしになっている場合には注意が必要です。なぜなら、金利の負担で損益分岐点が悪化してしまうからです。現物取引にはない負担があることを忘れないようにしましょう。

その他生じる費用

 そのほか信用取引を行う際は、手数料はもちろんのこと、事務管理費や名義書換料などがかかる場合があります。事務管理費は、約定日から1ヶ月経過すると発生するものです。例えば1株あたり10.5銭というように、大きな取引をしない限り大した金額ではありませんが、念のため口座をお持ちの証券会社に確認することをおすすめします。

 次に制度信用取引と一般信用取引の違いについて説明していきましょう。


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著者プロフィール

  • 福永 博之(フクナガ ヒロユキ)

    株式会社インベストラスト代表取締役。IFTA国際検定テクニカルアナリスト。勧角証券(現みずほインベスターズ証券)を経て、DLJdirectSFG証券(現楽天証券)に入社。マーケティングマネジャー、投資情報室長、同社経済研究所チーフストラテジストを歴任。
    テレビ東京、CS日テレ、日経CNBCなどの株式関連のテレビ番組でコメンテーターとして出演するほか、ラジオNIKKEIの「和島秀樹のウィークエンド株!」ではレギュラーパーソナリティを務めて6年目になる。日経新聞やロイターニュースなどにマーケットコメントを発信し、個人投資家向けには「週刊エコノミスト投資の達人」や「ネットマネー」など、多数のマネー雑誌で投資戦略やテクニカル分析をプロの視点から解説。証券会社や証券取引所、銀行、高校などが主催する数多くのセミナーで講師を務め、人気を博している。
    現在、投資教育サイト「アイトラスト」の総監修とセミナー講師を務めるほか、早稲田大学オープンカレッジで非常勤講師も務める。
    著書に、『実力をつける信用取引』(パンローリング)、『デイトレ&スイング 短期トレード 完全攻略ノート』、『365日株式投資ノート』(以上、インデックス・コミュニケーションズ)、 『テクニカルチャート大百科』シリーズDVD(パンローリング)など、多数。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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