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誰にも相談できない孤独なFX生活でももう大丈夫
ゲームプラン作成でどんな展開でも自己解決が可能だ

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2009/12/02 09:00

 FX取引ではゲームプランを作成することが重要だ。プランを立てれば、後は相場の動きに淡々と対応するだけで、人に相談する必要はなくなり、自分で解決できるはずだ。(バックナンバーはこちら)

まずはゲームプランを立てる

 時々、「今ドル円を売って何百万円損をしていますどうしたらいいでしょうか」という相談を受けることがある。そこから立ち直ることも不可能ではないが、為替を専業にして生活時間の大部分を為替取引に費やす覚悟がないといけない。

 一般の方、別に仕事をしながら、主婦をしながらではなかなか難しい。そうなる前に、取引を開始する前に、為替取引の計画、ゲームプランを組んで取り組んでもらいたい。短期にしろ長期にしろマネーマネージメントがしっかりしているかどうか。

 ゲームプランを作成してから取引に臨めば、相場の動きに淡々と対応するだけで、人に相談する必要はなくなる。為替は自分との戦いなので出来るだけ自力でやっていただきたい。ゲームプランとは下記の項目を決めてから取引することだ。

 またデイトレと長期金利狙いは次のように区別している。

デイトレ=変動をとる (自分が働く。投機である)
長期スワップ=金利をとる (お金が働く。投資である)

 これだけを踏まえていれば、どのような相場展開となっても、他人に相談せずして自分で解決できるはずである。

ストレスを感じず生活できるようなデイトレードのスタイルを確立しよう

 ストレスを感じない取引をするには、上記のようにゲームプランを立てることの他にどれくらいのポジション(建て玉)を持つかということも重要だ。

 ポジションを横軸、収益を縦軸にとる。そのグラフはどこまでも右肩上がりではなく、ある点から下げ始めるであろう。

 その放物線の頂点を自分で把握しなければならない。銀行の為替ディーラーのポジションに例えると、ジュニアーディーラーは5本(5百万ドル)、シニアーは20本(2千万ドル)、マネージャーは50とか100本とかを上限とする内規がどこの銀行にでも課されている。

 では5本のポジション上限を持つディーラーに30本を、50本のポジション上限を持つディーラー人に200本持たせれば結果はどうなるかと言えば経験では瞬間的な操作を省けば、そのポジションの重みに耐えかねて自滅してしまう人が多い。

 売買を短期的に繰り返す作業がそれぞれのディーラーで最適にできる金額がある。5本を持つあるディーラーが月1000万稼ぎ出していたのに、30本を持たされたとたん、操作が遅くなったり、損切りができなくなったりするケースがある。それで1000万円さえ稼げなくなることも。

身の丈にあったポジションをとろう

 中には5本ならアゲンスト(相場の動きに対しポジションが不利な状態にあること)になったとき上手にひっくり返してポジションを逆に張って難を逃れるテクニックをもっていたのに、30本を持った状態で、アゲンストになると、机の前で硬直して声も出ず、金縛りにあっている人がいる。気が動転して時々おかしなことを口走る人までいた。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 野村 雅道(ノムラ マサミチ)

    1979年東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。1982年ニューヨーク支店にて国際投資業務、外貨資金業務、外国為替業務に携わる。1985年帰国後、本店にて外国為替チーフディーラーとして活躍。1987年ファーストシカゴ銀行へ転出、スイス銀行を経てBNPパリバ銀行外国為替部市場部長。東京外国為替市場の中心として活躍した。現在は、FX湘南投資グループ代表(FSIG)ならびに専修大学、中京大学講師。テレビ、ラジオ、新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。著書に『働かずに毎年1000万円稼げる私の「FX」超活用術 』(講談社+α新書)など。執筆中のブログ「ID為替研究所」「ID為替レポート」「野村雅道と楽しい投資仲間達」も人気。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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