外出中はiPhoneで情報収集も売買もおまかせ
「朝から晩まで仕事で、忙しくて取引する時間がない」という人でも、iPhoneがあれば情報収集も注文を出すのもお手のもの。
電車を待っている時やお昼休みなど、ちょっとした空いた時間を使ってサクサク取引できます。また、携帯電話と違ってパソコン用のサイトをストレスなく見ることができるので、いつでもどこでも情報収集ができるのがいいところです。
例えば、経済指標や市況を確認したりブログを読んだりするなど、パソコンで行っていたことを朝の通勤時間にするだけで、空き時間を有効活用できます。
よく「iPhoneは直感的に使えるところがいい」と言われますが、iPhoneでFXを取引しやすい理由は、スピーディーでシンプルな操作性にあります。チャートを見たいなら、通貨ペアや期間を指でタッチするだけ。iPhoneを横向きにすれば自動的にチャートが拡大されるなど、ササッと使えるので便利です。
アプリによって機能は異なりますが、全体的に操作性が高いという印象がありました。携帯電話のようにカーソルで選択して決定ボタンを押すという作業がないので、使い慣れるとより一層その便利さを感じます。パソコンと比べて画面がシンプルで分かりやすく簡単に注文を出せるため、40~50代の人にも人気があります。
ちなみに、iPhoneのアプリケーションは、iPod touchでも利用可能です。携帯電話を2台持つことができないという人でも、iPod touchで公衆無線LANなどのサービスを利用すれば、FX取引ができます。
FX会社が提供しているアプリでは、パソコンと同じように、為替レートやチャートの確認から注文まで一通りのことができるようになっています。
口座を持っていない人でも、口座を開設している人と同じように無料で為替レートやチャートを見ることができるので、インストールをして使い勝手を試してみるのもいいでしょう。今回は、サイバーエージェントFXの「Cymo(サイモ)」とフォレックス・トレードの「iPalmo(アイパルモ)」をご紹介したいと思います。

シンプルな画面構成、最短スピードで売買できる「Cymo」
サイバーエージェントFXが提供しているiPhoneアプリ「Cymo(サイモ)」。サイをモチーフにしたスタイリッシュなアイコンが目を引きます。良い意味でFXっぽくないデザインが魅力的で、これからFXを始めようという人にも親しみやすいアプリです。
直感的に最短スピードで取引ができるように、多くの機能よりもシンプルさを重視して設計されています。例えば、新規の注文をした後は自動的に決済画面に移るので、余計な手間がかかりません。何気なく使っていると気づかないかもしれませんが、このような細部へのこだわりが使いやすさにつながっていると思います。
為替レートは、10種類の通貨ペアを表示できます。1画面に表示する通貨ペアの数を変えることができ、高値や安値も一目で分かるようになっています。パソコンと比べ小さい画面だからといって、ごちゃごちゃした印象はなく、スッキリとして見やすいです。今のところ、チャートはローソク足と移動平均線のみですが、2010年にはチャート機能が強化される予定です。また、システムが安定しているので安心して取引ができます。
CymoのトップページにはiPhone用のサイトへのリンクがあり、ワンクリックでサイトに移ると、経済指標の発表日時や結果を調べたり、市況を読んだりすることができます。FXを取引する人なら欠かせない情報ですから、朝夕の通勤時間やお昼休みにパパッとチェックすれば、情報収集力もアップします。
また、Cymoはパソコン版や携帯電話版と画面構成が全て同じです。新しいツールの使い方を一から覚えるのは面倒ですが、Cymoならその必要はありません。どのツールでもすぐに使いこなせるように作られています。
次にフォレックス・トレードのアプリ「iPalmo(アイパルモ)」を紹介しましょう。(次ページへ続く)