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日本の財政破綻はもはや既定路線
正統な方法では解決不可能だ

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2010/01/12 10:00

もはや増税と支出切り詰めといった正統的な方法のみで日本が財政再建できるとはとても思えない。となると「正統的でない」やり方によって解決することになるが、どのような方法が考えられるのか分析してみたい。(バックナンバーはこちら)

日本の「財政赤字」の解決方法はあるのか

 今回と次回は、最近何かと話題の、財政赤字と国債をテーマにします。
 実はこれは、最近僕が相場好きの友人と酒を飲むときには定番の話題です。新聞や各種ブログ等で言われているとおり、「もはや増税と支出切り詰めといった正統的な方法のみで日本が財政再建できるとはとても思えない」というのが僕を含め友人たちとも共通の認識です。

 となると、この問題は何か「正統的でない」やり方によって解決されることになるわけですが、これがいったいどうなるのかをちょっと分析してみようと思います。とはいっても、先進国の財政が破綻というのは戦争以外の理由では世界史上起きたことのないことなので、あまり正確に予測できるものでもないのですけれども。

 もし破綻することがあるならば、「日本円」という通貨そのものが崩壊する危機であるので、そもそもお金とは何かというところから考えないといけません。

お金の総量は一定か?

 ところで、世の中のいろいろな取引によって、お金の持ち主は変わります。

・ あなたが店で買い物すれば、その金額分だけお金の持ち主はあなたから店に移動します。
・ 給料日になれば、給料分だけ会社から従業員にお金が移動します。
・ 税金を支払えば、あなたから政府にお金が移動します。
・ 証券取引所で株を買えば、買い手から売り手にお金が移動します。
・ あなたがドルを買ったら、あなたはドルを、その相手は日本円を手にします。
・ 銀行預金に利息がついたときは、銀行からあなたに利息分の金額が移動します。

 こうしてみると、どんな取引であっても、お金の持ち主が変わるだけで、生成や消滅はないように見えます。なので、何が起きても世の中の「お金の総量」は一定なように見えます。

 まあもちろん、火事で札束が燃えてしまったとか、現金を積んだ船が沈没して海底深くに行ってしまった、という例外的なケースはありますが、そういう事故を除けば世の中のお金の総量は一定なのでしょうか?

 ところが実は全然そうではなく、銀行の信用創造という役割によってお金は増えるのです。それも爆発的にです。これを見てみましょう。(次ページへ続く)


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