アローヘッドで眼が疲れると
皆さん、1月4日から導入されたアローヘッドの「早さ」はもう、体験済みでしょうか。日経平均が15秒ごとに更新されると、ぜんぜんムードが違うと思います。それに、約定スピードがアップすると、焦ってくるかもしれません。それにつられて、約定もどんどん増えていますよね。
こうした「アローヘッド効果」は、日経平均にもよい効果をもたらしてくると思います。とくに日経225採用銘柄の流動性も高まりますしね。
それにしても、板がこんな早く動くと、目がめっちゃ疲れますわ。アローヘッド効果で、【4527】ロート製薬あたりが上がったり、なんてこともあるかも・・・。ロート製薬は今、男性用化粧品も好調なので、あり得ないとは言えませんよ。

アローヘッド導入で、外国のヘッジファンドが参戦
さて、このアローヘッド導入が、去年、急回復したヘッジファンドとからんで、思わぬ効果を呼びそうです。ファンドのトレード手法の一種に『アルゴリズム(プログラム)トレード』というのがあります。日本もアローヘッドに代わったことで、海外諸国並みの約定スピードが実現し、『アルゴリズムトレード』を走らせることができるようになりました。
それまでアルゴリズムトレードでは、未開拓ゾーンだった日本市場にも、外国のヘッジファンドが参入しやすくなったんですね。これは例えて言うなら、同じ釣り具で釣れる漁場を新たに開拓できた状態。ヘッジファンドにとっては、プログラム運用をする際の選択肢が広まったわけです。(次ページへ続く)