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少子化で予備校のサービス競争過熱
城南予備校「志望校落ちたら翌年度の授業料タダ」

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2010/01/31 14:00

 すでに来春の受験に備えた学習塾・予備校の生徒獲得競争はスタートしている。大手予備校「城南予備校」は今週27日、高校3年生を対象に志望する大学に合格できなかった場合、次年度の学費を無料にするサービスを今年4月から始めると発表した。

 今、どこの予備校も、少子化で子どもが減少しているので、限られた数の受験生の囲い込みに必死だ。期間限定の特別授業の実施や通信衛星による授業の展開、カリスマ講師の引き抜きや育成など、生き残りのための競争が激化している。

 一方で、保護者にとっては合格率はもちろんだが、最近では不景気により収入が伸び悩んでいることから授業料にも関心が置かれている。なるべく子どもには現役での進学を望む親が増えており、城南予備校の新サービスは、予備校間の競争が過熱するなかで万が一、志望校を落ちた時の負担を軽減することで、保護者に安心感を与え、受講者数増加を図るものだ。

 希望者は志望校の入試に必要な授業を週に5つ以上受講することや、授業の75%以上に出席することなどが条件となるが、志望校に合格できず、結果に満足できなかった場合は、翌年度の浪人生向け講座の年間授業料、70万円前後が全額免除になるという。

 予備校業界では初の試みになるというが、今後ライバルとなる大手予備校がどのようなサービスで対抗するのか、その出方が注目される。

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