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TDK(6762) HDDヘッドは順調。4Qで追加構造改革を前倒し実施

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2010/02/08 12:00

<会社計画は上方修正されたが、若干余裕含みの印象>
10/3期3Q(10-12月)業績は、売上2,116億円(前年同期比10%増)、営業利益120億円(前年同期は51億円の赤字)。2Q(7-9月)比でも営業利益は30億円強増益であるが、構造改革やのれん償却の増分を除けば、実態の増益額が更に大きかった。通期営業利益見通しは220億円に引上げられたが、これでも4Q(1-3月)営業利益は3Q比で75億円減益の計画だ。同社では追加構造改革(50〜60億円規模)を前倒しで実施するとしているが、修正後でも若干余裕のある計画の印象。現在の株価は、来期TIW予想PERが17倍程度の水準。来期の増益モメンタムは電子部品セクターの中でも高いことを考慮すれば、株価には依然割安感があると考える。
<コンデンサは来期が正念場>
HDD市場の活況を背景にHDDヘッドが高水準の収益を維持、4Qも減速を避けられそうだ。コンデンサは3Qでまだ赤字が残ったものの着実に縮小、来期が正念場となろう。来期は緩やかながらも堅調な最終製品需要の伸びが継続するとの前提の下、(1)HDDヘッドのシェア上昇と収益性の更なる向上、(2)買収したEPCOSとのシナジー発現、(3)追加構造改革による不採算の電子部品の改善などから大幅増益は可能とみる。  
リスク要因はHDDの需要/在庫動向、HDDヘッドの技術優位性の後退やシェア低下、製品価格下落の加速、コンデンサの採算改善の遅れ、EPCOSとのシナジー発現の遅れ、為替など。(服部 隆生)

【提供:TIW

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