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東京メトロ、大塚製薬・・・今春は大型新規公開に期待
【日経新聞の読み方】第18回

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2010/03/02 10:00

まいど! 相場の福の神・藤本誠之です。今年は、大型の新規公開銘柄がいろいろと出てきそうな気配です。そこで今回は、新規公開に絡みそうな銘柄についてお話しします。(バックナンバーはこちら)

新規公開が噂される銘柄は

 さて、今年は2月22日に上場が承認された第一生命をはじめ、新規公開を噂されている大きな銘柄がいくつかあります。以前から「上がるぞ、上がってくるぞ」なんて言われていた、東京メトロ、東京証券取引所、大塚製薬グループなどです。

 これだけ大きな銘柄が上がってくることになれば、新規公開株が人気になるんちゃうかな、と相場の福の神・藤本は思っています。

 実は今年の1月って、個人投資家の数が増えているんですね。理由は【9205】日本航空。JALを買おうっていうんで新規参入した個人投資家がけっこういたんです。なんか得しそうってムードに乗っかろうとしたんでしょう(でも彼らの大部分は最終的に、痛い目に遭っちゃったんちゃうかと思うんですが)。

 4月1日の第一生命の東証上場が近づくと、関連ニュースもどんどん出てきます。ニュースが増えてくるに伴って、「すごい数の人が得しそう」という気分が漂って来るんちゃうかなって思うんですよね。そうなると、個人投資家の新規参入がまたまた増えて、4月以降は証券マーケットが盛り上がる・・・っていうのは、大いにあり得るんじゃないかと思います。

儲かるのは主幹事会社

 一方、IPOの主幹事証券会社の目論みは、「新規公開株をできるだけ国内の個人投資家にバラ撒きたい」。そのためにあれやこれやの手を打つでしょうから、個人投資家のお財布から、かなりの資金が吸い出されるはず。

 となると、まずは第一生命の主幹事会社である野村證券こと【8604】野村ホールディングスには、大量の金が流れ込んできて、ウハウハ・・・なんちゃいますか。第一生命株も、新規公開時に売り出し価格を割り込む可能性は低いだろうし、上場していきなり売る投資家もそんな多くはないやろうと思いますね。

配られた金はどこへ行く

 ところで、保険契約者の割当分として第一生命の新規公開株を受け取れる株主(保険契約者)は何人くらいいるのかというと、2月23日の日経新聞に、具体的な数字が出ていたんですね。

 新規公開にあたり、保険契約者に分配される株式は290万株で、1株あたりの想定価格は15万円。時価総額は1兆5000億円という試算です。とはいっても、全員が株で受け取るわけではなくて、実際に株主になるのは約150万人・4350億円分ほどだろうと予想されています。株式か現金が受け取れる保険契約者は700万人超いますから、日本中にいる残りの保険契約者550万人には、株ではなく約1兆円超の現金が、バラ撒かれることになります。

 このお金はどこへ行くかといえば、家電などに流れて行くんちゃうかというのが、私の予想です。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 藤本 誠之(フジモト ノブユキ)

    「相場の福の神」とも呼ばれている人気マーケットアナリスト。関西大学工学部卒。日興證券(現日興コーディアル証券入社)、個人営業を経て、機関投資家向けのバスケットトレーディング業務に従事。日興ビーンズ証券設立時より、設立メンバーとして転籍。2008年7月、マネックス証券から、カブドットコム証券に移籍。2010年12月、トレイダーズ証券に移籍。2011年3月末同社退職 現在は、独立してマーケットアナリストと活躍。多くの投資勉強会においても講師としても出演。日本証券アナリスト協会検定会員。ITストラテジスト。著書に『ニュースを“半歩”先読みして、儲かる株を見つける方法 』(アスペクト)など。個人アカウント@soubafukunokamiでつぶやき始めました

     

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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