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オーストラリア市場レポート:企業収益続々と発表

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2010/02/19 09:30

企業の収益結果に対する投資家の反応が一段落し木曜日のオーストラリア株式市場は下落した。投資家らは市場が値上がりした2日間で利益を上げた。取引終了時のS&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は13ポイント・0.28%下落の4654.9ポイント、全株価指数は12.9ポイント0.28%下落し4673.9ポイントとなった。

注目の経済事象と数字

オーストラリア準備銀行Assistant Governor of EconomicsのPhilip Lowe氏は、中国経済の好況ぶりは今後数十年続き、オーストラリア経済にプラスの影響をもたらすことは確かであると述べた。同氏は中国の経済成長は今後20年間続くだろうとし、同国のインフラ関連投資に関しても引続き増大すると予想している。Lowe氏はまた同中央銀行は、今年・来年のオーストラリア経済成長率を3.25~3.5%と予測しており、これは2009年に予測された2.0%を上回る数字であると述べた。

企業合併&買収ニュース

オーストラリア消費者競争委員会(Australian Competition and Consumer Commission)は木曜日、Cargill Australiaが提案している豪食品会社Goodman Fielder Ltd. (ASX:GFF)の食用油脂部門の買収について、問題がある可能性を示した。同委員会は、この買収により合併後の会社が市場において市場支配力を行使する可能性があるという予備的見解を示した。

Octanex (ASX:OXX)によると、同社はOrion Petroleum Limited (ASX:OIP)の全普通株式をOctanex株式1株につきOrion株6株で買収する条件付オファーを提示する計画である。現在Orionの資本発行7.079%を保有するOctanexは、OrionとGas2Grid Limited (ASX:GGX)との合併計画に強く反対していると語った。

重要企業ニュース

Qantas Airways Ltd. (ASX:QAN)は上半期の業績を黒字に戻し、12月31日までの半期純利益を5800万豪ドルとした。2008/09年度の下半期には9300万豪ドルの損失を記録していた。チーフエグゼクティブのAlan Joyce氏は、2010年には航空運賃が「今だかつて無い低い水準」から上昇することは避けられないと述べた。

Sims MetalManagement (ASX:SGM)は12月31日までの半期純利益を3990万豪ドルと発表した。昨年は7940万豪ドルの中間損失を記録していた。Simsは1株あたりの中間配当を0.1豪セントと発表、昨年の0.28豪セントからの減少となった。同社は、12月以降、発展途上国からの需要の増加により鉄や鉄含有の資源マーケットは好調である一方、非鉄の資源マーケットは比較的堅調な需要があるものの依然として流動的であるとコメントした。

AMP (ASX:AMP)は金融市場における反発後、27%の年間利益の上昇を記録した。同社は2009暦年の純利益を7億3900万豪ドルとし、2008年の5億8000万豪ドルから増加とした。チーフエグゼクティブのCraig Dunn氏は、ウェルス・マネジメント部門のファンダメンタルズはAMPのコアマーケットにおいて依然として非常に魅力的であり、同社は現在もウェルスマネジャーおよび保険会社のAXA APH (ASX:AXA)に関心を抱いていると述べた。

Wesfarmers Ltd. (ASX:WES)は、小売部門の改善が資源関連事業の減益を埋め合わせる形で、前期純利益を昨年の8億7100万豪ドルから1%上昇の8億7900万豪ドルとしたことを発表した。Colesとハードウェア販売のBunningsからの利益の合計が同グループの利益の半分以上、EBIT(税金支払い前利益)にして15億4千万を記録した。同社は、金利の上昇が予測されていることから小売事業の見通しに関しては慎重な見解を示している。

石炭関連会社のCoalworks Ltd. (AS:CWK)は日本の商社である伊藤忠商事(TYO:8001)と、Vickery Southプロジェクトの開発に関して協力することで合意したことを発表した。伊藤忠側は、ニューサウスウェールズ州北部のGunnedah BasinにおけるVickery Southにおける事前調査を含む実現可能性研究に対して最大で1100万豪ドルを投じ、権益の49%を取得する見通し。同プロジェクトに関する確実な実現可能性研究は2011年中旬に完了予定。

昨年1億1100万豪ドルの純利益を記録したLihir Gold Ltd. (ASX:LGL)の2009年の結果は、2億3400万豪ドルの純損失となった。同社は第1四半期終了までにBallaratの売却を予定しており、オーストラリア国内およびその他の国々から多くの関心がよせられている。

Amalgamated Holdings Ltd's (ASX:AHD)は12月31日までの半期純利益を7623万豪ドルとした。これは昨年上半期の5076万豪ドルから50.2%の増加。この収益拡大の原動力となったのはドイツを初めとして好調であったエキシビション事業に加え、ビジネス関連の旅行が回復してきたことにより予想をはるかに上回る結果となったホテル事業であった。

セメント・石灰販売のAdelaide Brighton Ltd. (ASX:ABC)は年間純利益を1億2310万豪ドルとした。これは前年の1億2080万豪ドルから1.9%の上昇、1億500万豪ドル~1億1500万豪ドルの同社予想を上回った。その一方でAdelaide Brightonは、2010年のセメント需要は5%の落ち込みとなると予測、石灰に関しては現状を維持すると見ている。

【提供:ABNnewswire.net

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