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投資初心者は、なぜ高く買って安く売ってしまうのか

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Heyward[著]
2010/03/01 09:00

安く買って高く売れば相場では勝てる、儲かることが分かっているのに、投資初心者の方は高く買って安く売ってしまう、すなわち負けることが多いのはなぜなのでしょうか。今回は、この「なぜ」をファンダメンタルズ分析、テクニカル分析、投資家心理から御一緒に探ってみましょう。(バックナンバーはこちら)

相場では、安く買って、高く売らなければ勝てない

「株式売買、先物取引で勝つためにはどうすればいいのか」

 この答えはあきれるほど単純明快です。安く買って高く売る、高く売って安く買えばいいのです。
 その安く買って高く売るための判断指標として、ファンダメンタルズ分析や、テクニカル分析などがあるわけですが、その分析に基づいて投資判断をしても、投資初心者の方は高く買って安く売ってしまう、すなわち負けることが多いのはなぜなのでしょうか。

 今回は、この「なぜ」を、ファンダメンタルズ分析や、テクニカル分析、投資家心理から御一緒に探ってみましょう。

そもそも相場における高い・安いとはなんなのか

 一般的には、そして文字どおりに解釈すれば、相場における高い・安いとは、ファンダメンタルズ分析による株価の割高・割安のことでしょう。

 他に、チャートによる株価位置の高さ・株価位置の低さが、相場における高い・安いと似た意味で使われることがあります。テクニカルによる過熱感・買われ過ぎ感が「高い」と言われることも、テクニカルの冷え込み・売られ過ぎ感が「低い」「安い」と言われることもあります。

 どの解釈も表現も、一概にすべて正しいとも間違っているとも言い切れないところが、相場の難しくも面白いところです。

ファンダメンタルズ分析による高い・安い

 ファンダメンタルズ分析における割高・割安とは、基本的には、過去の環境と業績、現在の状況・進捗度などから将来を推測し、現在を割高・割安であろうと評価したものです。しかし、現状は日々移りゆくものです。ということは、その前提、状況が変われば割高か割安かも変わってしまいます。
 割安だと言われても、大きく買われれば割高になってしまいますし、割高だと言われても、ストップ安1回、たったの一日で割安になる場合もあるのです。

 外資系証券会社等から発表される「買い推奨」「売り推奨」の多くは、ファンダメンタルズ分析によるものです。個人投資家が、この証券会社の推奨を基に売買をした場合に、高く買って安く売ってしまう、すなわち負けることが多いのは、上記のような要因が考えられます。

 ファンダメンタルズ分析による高い・安い(割高・割安)の投資判断では、売買のタイミングがつかみ難いのです。

チャートで「高い」「安い」を判断するのも難しい

それでは、売買のタイミングをつかむためのチャート、テクニカル分析ではどうなのでしょうか。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • Heyward(ヘイワード)

    本業絶不調のため、やむなく相場で食っている一個人投資家。
    「勝たなくてもいい・負けなければ。負けても負けの金額を限定すること!」をテーゼに先物相場で日々奮闘中。
    楽観的・魅力的な先物相場の見方は証券会社にお任せして、私からは先物の恐ろしさ、個人投資家が陥りやすい相場に潜む罠、相場に起こる事象の見方・解釈、相場に挑む際の心の持ちよう等々を、個人投資家ならではの、しがらみのない立場で、皆様にお伝えできればと思います。
    日々の相場概観、ザラ場リアルタイム情報はブログ「株と先物の勉強会」にて更新中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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