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第7回 信用取引「売り残・買い残」の使い方を基本から

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2008/01/11 16:00

買い残・売り残を全体相場のトレンド判断や売買判断に役立てる

 いくら全体相場下落局面でも、また個別銘柄の株価が安値水準で推移していたとしても、売り残が増加している状態のときは、下落すると直ぐに買いが入ってきて、下げにくくなると考えられますから、空売りは禁物ということになります。

 逆に株価が高値の水準で上昇から横ばいへと変化し、売り残が減少して、買い残だけが増加する場面では、買い建てした投資家のロスカットなどの返済売りが出てくると予想されるため、買い建てるのは禁物といえるのです。

 ここでのお話は、個別銘柄についての話しですが、東証・大証・名証もそれぞれの市場毎に信用残高の合計を発表していますので、市場全体をチェックしたいときは、各取引所全体の買い残、売り残のそれぞれの増減傾向と信用倍率からエネルギーのバラスを見るといった具合にチェックしていけば、全体相場のトレンド判断や売買判断にも役立つことでしょう。

 信用取引をしない人であっても、保有株が貸借銘柄であれば、こういった需給の影響を受けると考えられますので、覚えておくと良いと思われます。

 さて、次回は、信用残高が与える株価への影響について、「制度信用取引」と「一般信用取引」それぞれ取引の特徴を踏まえながら分析していきたいと思いますのでお楽しみに!

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著者プロフィール

  • 福永 博之(フクナガ ヒロユキ)

    株式会社インベストラスト代表取締役。IFTA国際検定テクニカルアナリスト。勧角証券(現みずほインベスターズ証券)を経て、DLJdirectSFG証券(現楽天証券)に入社。マーケティングマネジャー、投資情報室長、同社経済研究所チーフストラテジストを歴任。
    テレビ東京、CS日テレ、日経CNBCなどの株式関連のテレビ番組でコメンテーターとして出演するほか、ラジオNIKKEIの「和島秀樹のウィークエンド株!」ではレギュラーパーソナリティを務めて6年目になる。日経新聞やロイターニュースなどにマーケットコメントを発信し、個人投資家向けには「週刊エコノミスト投資の達人」や「ネットマネー」など、多数のマネー雑誌で投資戦略やテクニカル分析をプロの視点から解説。証券会社や証券取引所、銀行、高校などが主催する数多くのセミナーで講師を務め、人気を博している。
    現在、投資教育サイト「アイトラスト」の総監修とセミナー講師を務めるほか、早稲田大学オープンカレッジで非常勤講師も務める。
    著書に、『実力をつける信用取引』(パンローリング)、『デイトレ&スイング 短期トレード 完全攻略ノート』、『365日株式投資ノート』(以上、インデックス・コミュニケーションズ)、 『テクニカルチャート大百科』シリーズDVD(パンローリング)など、多数。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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