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欧米で急成長はたしたソーシャルレンディング
日本版の現状と普及の可能性を探る

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2010/02/27 13:00

サブプライムショック以降、米国では急成長を遂げているソーシャルレンディング。日本版ソーシャルレンディング「は、はたして根付いていけるのか。

 欧米では、インターネットを通じたP2P(Person to Person)金融、個人間融資の市場が急成長している。一般には「ソーシャルレンディング」と呼ばれ、ネットを通じて貸し手(レンダー)と借り手(ボロワー)をマッチングする仕組みのサービスである。

 とくにサブプライムショック以降、消費者や中小企業に対する融資の審査がきびしさを増している米国では急速に広がりを見せた。日本ではまだまだなじみのないサービスだが、2008年10月に「maneo」が第一号としてスタートし、昨年12月には「AQUSH」がサービスを開始している。

 ソーシャルレンディングの仕組みはオークション型とマーケット型に大きく分けられ、オークション型は米国のProsper、Lending Club、マーケット型は英国のZOPAなどが有名。日本ではManeoがオークション方式、AQUSHがマーケット型を採用している。

 オークション型とは、ボロワーがアピールしている借り入れの目的や信用度などを判断材料にして、レンダーが投資・融資先を決定するというもの。金利はレンダーによる入札で決まる。オークション型の利点は、「借り手は借り入れの目的をしっかり書かなければならないので、貸し手はそれで投資の意思決定ができる。匿名ではありますが、ネット上で借り手と貸し手がコミュニケーションを取りながら、マッチングされるシステムです」とmaneoの広報は話す。

 一方、マーケット型は運営会社の審査によってボロワーが格付けされ、レンダーはその格付けを見て、どのランクにどのくらいの金利でいくらを投資するかを決めるというもの。「メリットはボロワーにとっては借りるまでの迅速性、レンダーにとっても自動的に分散投資できる便利さが挙げられます」とAQUSHを運営するエクスチェンジコーポレーション社。

 急にまとまったお金が必要になった時、これまでは銀行か消費者金融で借りるしかなかった。だが、もしこれまでにクレジットなどで延滞がない優良な借り手ならソーシャルレンディングが断然お得である。maneoでは、「飲食店ビジネス超応援ローン」「引っ越し初期費用特化ローン」といったように、その利用法を随時提案し、サービス向上に努めていくという。

 銀行の金利は定期預金でも0.25といった相変わらず超低金利の今、ソーシャルレンディングでレンダーになることによって6~12%の高い金利を手にすることもできる。ただし、もちろんノーリスクなわけではない。貸倒も起こり得る。

「AQUSHグレードは、JICCやCICなどの信用調査機関のデータとそれらをスコアリングするFICO社のエンジンなどの審査を経て提示されています。ボロワーはAAからDまでに分けられ、Dより下だと借りることができません」とエクスチェンジコーポレーション社。maneoでも、「消費者金融で借りられない方は、当社でも借り手になることはできません」とのこと。

 株式やFXに比べれば、投資先としても圧倒的にリスクは低いうえに、投資する醍醐味も得られる。これからは、投資先の一つとしても大いに注目されていくだろう。

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